「今日のGKはアタってる!」が禁句!? 安永聡太郎が先輩・川口能活に怒られた過去を明かす

2021年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「努力の成果。ひと言で片付けられては困る」

日本サッカーの数多の名場面でスーパーセーブを連発した川口氏。現在は日本代表コーチを務める。(C)Getty Images

 WOWOW解説者の安永聡太郎氏が、興味深いエピソードを披露した。

 現地6月17日、ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたEUROのグループーステージ、スウェーデンvsスロバキア戦。その実況中継に臨んだ安永氏は、0-0で迎えた後半途中に過去の逸話を紹介した。
【PHOTOギャラリー】日本代表戦を彩る美女サポーターたちを一挙紹介!

 スロバキア代表のGKマルティン・ドゥブラフカがこの日ふたつめのスーパーセーブを繰り出した直後だ。実況アナが「アタってますよね」と振ると、安永氏は間を開けてから「これゴールキーパー的に言うとですよ、アタってると言われるのはたぶん……。私むかし川口(能活)さんに怒られまして。努力の成果だ、それをアタってるのひと言で片付けられては困ると。確かになぁと思いましたね」と回想した。

 すると実況アナが「そう言われてしまうとなにも言えません」と苦笑し、「ただ、神がかってることってありますよね?」と返すと、氏は「そうです。努力があってこそ、そういうところに神が宿るんじゃないでしょうか」と絶妙な回答を導き出した。
 
 いかにも、生真面目でストイックな川口氏らしい"哲学"だ。安永氏は清水市立商業高校(現清水桜が丘高校)で、現日本代表GKコーチである川口氏の1学年後輩にあたる。高校選手権や全日本ユースをともに制覇し、卒業後に入団した横浜マリノス(現横浜F・マリノス)や年代別代表などでもチームメイトとして共闘した。

 なお試合はその後、スウェーデンが決勝点を奪ってスロバキアに1-0で勝利。ドゥブラフカは相手FWを倒してPKを献上してしまい、コースは読んだが阻止できなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】ヤット、長友、井原、長谷部、ヨシカツ…日本代表・歴代出場数ランクを厳選フォトで!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事