６月７日、カタール・ワールドカップ・アジア２次予選の日本対タジキスタン戦が、パナソニックスタジアム吹田で行なわれ、日本が４-１で勝利を収めた。

　南野拓実はトップ下で先発し、前半45分間のみで退いた。チームが多くのメンバーを入れ替えたことで連係面でズレが目立ったが、40分には古橋亨梧からのクロスにニアで反応し、ゴールをゲット。１-１の膠着した局面を打開する貴重な得点で勝利に貢献した。

　試合後、記者会見に出席した南野は試合をこう振り返った。

「僕自身チャンスが多くなかったので、クロスはニアで飛び込むだとか、こぼれ球とか、鼻が利くボックス内でのプレーがゴールにつながると思っていました。あのシーンもニアが空いてるのを感じていたので、相手の一瞬を突けたのは良かったです」
 

　また先制直後の９分に、２次予選初の失点で同点に追いつかれ、流れが悪くなった場面に対し「前の２試合（モンゴル戦、ミャンマー戦）は点差があった分、今回は１失点したので、最終予選に向けて良い対戦相手だったと思います」とコメント。

　最終予選はもっと厳しい試合が予想されることについて「アウェーはもっと暑いなかで戦うことを考えると、僕たちはさらに精度を上げなければならない。今日感じた課題は次にしっかりつなげていきたいです」と意気込みを語った。

　日本代表の次なる戦いは、６月11日に行なわれるキリンチャレンジカップのセルビア戦。W杯予選では７試合連続得点の南野は、FIFAランク25位の難敵相手にもゴールを決められるか。これからの活躍にも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェスト編集部