「チャンスはない…」ドリブル成功数リーグトップ5の堂安律、ビーレフェルト退団へ。SDが認める

2021年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

買取オプションの行使には500万ユーロ

チームの攻撃の柱として躍動した堂安だが、ビーレフェルトからは退団が濃厚なようだ。(C)Getty Imagse

 現地時間6月3日、ブンデスリーガの公式HPが、2020-21シーズンのドリブル成功数のトップ5を発表。71回を記録した日本代表MFの堂安律が4位にランクインした。

「ビーレフェルトが来シーズンもブンデスで戦い続けることができるのは、リツ・ドウアンのおかげだ。この日本人は持ち前のドリブルを活かして、5ゴール・2アシストを記録。攻撃の旋風を巻き起こした。22歳のアタッカーは、ストライカーのファビアン・クロスとともにチーム内の得点王となった」

 ちなみに1位はシャルケのモロッコ代表MFアミンヌ・アリット(102回)、2位はブラジル代表FWマテウス・クーニャ(94回)、3位はレバークーゼンのジャマイカ代表FWレオン・ベイリー(85回)、5位はダニエル・カリジューリ(70回)となっている。
 
 このように絶賛された堂安だが、退団の可能性が高まってきたようだ。オランダ1部PSVからの期限付き移籍は今シーズンまでで、買取オプションの行使には500万ユーロ(約6億2500万円)が必要と報じられている。

 クラブのサミール・アラビSDはこれまで堂安を残留させるべく、レンタル期間延長の要望を出すなど、PSVと交渉を進めてきたようだ。だが、現地誌『kicker』の取材によれば、アラビSDは「チャンスはない。リツは我々の元から去ることになるだろう」とコメントしたという。。

 堂安は現在、東京五輪に向けてU-24日本代表の活動に参加している。来シーズンの動向については、ひとまずPSVに戻ることになるようだが、『kicker』は「チーム事情は変わっており、再びレンタルに出される可能性もある」と指摘している。

 PSVに復帰するのか、それとも新天地を求めるのか。22歳の若武者の動向が注目される。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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