攻守に奔走した守田英正。U₋24との史上初の一戦に「A代表の意地と良さが全面的に出せた」

2021年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「90分間こっちのペースとは、最初から思っていませんでした」

守田は守備でも躍動。相手の攻撃を自由にはやらせなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 キリンチャレンジカップのジャマイカ戦中止に伴い実現した日本代表(A代表)対U-24日本代表の一戦が6月3日、札幌ドームで行なわれ、3-0で日本代表が勝利を収めた。

 A代表のボランチの一角として出場した守田英正は、コンビを組む橋本拳人とともに中盤で躍動。直接ゴールには絡めなかったが、守備に走りつつ積極的なロングパスを行なうなど、攻守に貢献していた。

 試合後の記者会見に出席した守田は、日本代表史上初となったU-24代表との‶兄弟対決"に対し「A代表としてはリスクが付いてくるような相手だったと思います。ただその気持ちとうまく戦いながら、A代表の意地と良さが全面的に出せた試合になりました」とコメント。
 
 前半途中から相手に攻め込まれていた時間について「やはり巧い選手たちが多いので、最初から90分間ずっとこっちのペースでっていうのは思っていませんでした」と試合前の姿勢を語り、チームの課題として「相手に持たれ始めた時に、どういった守備で相手の陣地まで返すのかが、まだ構築出来ていない」という点を挙げた。

 また自分のプレーに対しては「(裏を狙うパスなどが)自分の精度と、想像していたボールの質が違っていて、ゴールに直結するような配球は出来なかった。ただ相手にとって嫌なプレーっていうのは伝わってきました」と今回の手応えと反省点を述べた。
 
 今月7日に行なわれるカタール・ワールドカップ・アジア2次予選、タジキスタン戦については「毎試合についての意気込みというのはないです。常にワールドカップへ気持ちを持って、練習や試合に取り組んでいます」と語るなど、この先にあるワールドカップを見据えて活動していくつもりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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