「『止めて蹴る』が凄いとされてるけど…」横浜FC・高橋秀人が王者川崎の“強さ”を分析「悔しいのは言うまでもない」

2021年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕ができるようになるために言語化は必要」

横浜FCのDF高橋が川崎の強さの理由を冷静に分析した。写真:徳原隆元

 5月23日、横浜FCのDF高橋秀人が自身のツイッターで、首位を独走する川崎フロンターレの強さの理由を分析した。

 横浜FCは22日に、アウェーで川崎との"神奈川ダービー"に挑み、1-3の敗戦を喫した。序盤から細かいパスで崩しにかかる王者の攻勢を受けた横浜FCは、前半に2点を奪われると、後半開始直後の47分にも追加点を挙げられ3点をリードされる。63分にクレーベのヘディングシュートで1点を返すも反撃虚しく、今季初の2連勝とはならなかった。

 川崎との戦いを終えた翌日に、高橋は自身のSNSで、「昨日、川崎と試合をして改めて感じたのは…」と切り出し、こう綴った。

「『止めて蹴る』が凄いという表現が普及されてるけど、『ボールを止めた足が一歩目になって動く』もしくは『ボールを止めた足で着地して身体も止める、コントロールする』的な表現の方がしっくりくる。僕ができるようになるためにはこの言語化は必要」
 
 今季無敗を続けるチャンピオンチームの強さを認めたうえで、分析する理由を自身の糧とするためであるとした高橋は続けて、「蹴った足が一歩目にもなるから、ワンツーの対応でも後手を踏んでしまうし、それを怖がって寄せられなくなってしまう。純粋なアスリートの速いとか強いなどの運動能力とは別のサッカー特有の身体の使い方」と語った。

 横浜FCは14節の湘南ベルマーレ戦で今季初勝利。その勢いを川崎戦にぶつけたかったが、勝利に繋げることは出来なかった。高橋は最後に、「冷静に整理していますが、負けて物凄く悔しいのは言うまでもありません」と悔しい胸の内を付け加えた。

 現在最下位に沈む横浜FCは次節、6連勝中の5位・アビスパ福岡をホームに迎える。好調チームを相手に今季2勝目を飾り、降格圏脱出への足掛かりとしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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