【J2】京都が新潟を下し首位奪取!勝利した磐田、甲府が追走。勝点7差に5チームがひしめく混戦模様に

2021年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

新潟は今季初の2連敗

川﨑颯太(24番)のゴールで京都が敵地で新潟に勝利し、首位に浮上した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは5月23日、第15節の8試合を各地で開催。注目の上位対決で新潟を下した京都が首位に浮上し、ともに勝利した磐田が4位、甲府が5位と追走している。

 勝点1差で首位を走る新潟のホームに乗り込んだ3位京都は、前半から強度の高いゲームを披露。GK若原智哉を中心に新潟の猛攻をしのぐと、0-0で迎えた58分、川﨑颯太のボール奪取から始まった一連の攻撃で、自らも攻め上がると、最後は味方の落としから右足でグラウンダーのシュートをゴール左に決め先制点を奪う。その後の反撃も耐え切った京都が逃げ切りに成功。勝点35に積み上げ、同33の新潟を抜いて首位に躍り出た。また、敗れた新潟は今季初黒星を喫した前節・町田戦から今季初の連敗となった。

 上位を追走する4位磐田は、敵地で東京Vと対戦。39分に遠藤保仁のFKから始まった好機で、最後は鈴木雄斗がシュートを押し込み先制に成功。終盤に山本康裕が追加点を挙げ2-0で勝利を収めた。磐田は勝点29とし4位をキープ。

 5位甲府は、SB関口正大が開始5分で決めたゴールを守り切り、8位の水戸に1-0勝利。勝点28で7ポイント差で首位を追走している。
 
 前節今季2度目となる3連敗を喫した最下位の北九州は、ホームで同勝点の18位大宮と対戦。試合は、ともに前半オウンゴールで得点し、1-1で後半に突入。すると53分、交代出場の佐藤亮がカウンターから飛び出していたGKの位置を冷静に見極め、ワンタッチでグラウンダーのロングシュートを選択。これが無人のゴールに決まりリードを奪うと、62分にはCKから生駒仁がヘディングシュートを決め3-1で勝利を収めた。8試合ぶりの勝利を掴んだ北九州は、今季ホーム初勝利。勝点14とし、降格圏外の18位に浮上した。

 一方の大宮は20本ものシュートを放つが、前後半立ち上がりのチャンスはそれぞれクロスバーに嫌われるなど、結果に結びつかず。勝点11は変わらず、1試合消化が少なく、27日に試合が予定されている、21位愛媛、22位相模原と同勝点となっている。

 そのほか、千葉対町田、金沢対群馬はそれぞれ1-1の引き分け、栃木がCKからDF柳育崇のヘディングで2得点、MF森俊貴のゴールも生まれ3-0で松本に快勝。長崎は澤田崇のゴールで岡山を下し、勝点21に伸ばし、7位にジャンプアップしている。


J2リーグ15節の結果は以下の通り。

【23日開催分】
水戸0-1甲府
栃木3-0松本
千葉1-1町田
新潟0-1京都
金沢1-1群馬
岡山0-1長崎
北九州3-1大宮
東京V0-2磐田

【22日開催分】
琉球0-2山形

【19日開催分】
秋田1-1山口

【27日開催予定】
相模原(19時KO)愛媛

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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