清水エスパルスの権田修一は５月20日、日本代表選出を受けてオンライン上で会見を行ない、代表常連ならではの気概を語った。

　日本は５月28日にワールドカップ・アジア２次予選のミャンマー戦、その後、６月３日にキリンチャレンジ杯のジャマイカ戦、７日にW杯アジア２次予選のタジキスタン戦、11日にキリンチャレンジ杯のセルビア戦、15日にW杯アジア２次予選のキルギス戦を行なう。また、同時に東京五輪を目指すU-24日本代表も活動を行なっており、６月５日にU-24ガーナ代表戦、12日にジャマイカ代表戦が予定されている。

　権田は、「今回はいつもと違う」とU-24代表にオーバーエイジとして参加する吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航のA代表主力３選手のほか、東京五輪世代の冨安健洋、久保建英、堂安律などA代表常連組も不在となる点を指摘し、こう語った。

「残されたと言ったらアレですが、僕たちがしっかりと結果を残さないといけないと強く思っています」
 

　ここまで代表で20キャップを数える権田は、A代表で歴代最長となる９試合連続無失点の記録を継続中。

「久しぶりに一緒にプレーできる選手たちもいて、そんな選手たちと日本のためにプレーできることに喜びを感じながら、日本代表なので、国民の皆さんに喜んでもらえるような結果を出したい」と意気込む。

　特に名指しで再会を心待ちにするのは、川崎の谷口彰悟とG大阪の昌子源のCBコンビだ。３人が代表で揃うのはハリルホジッチ政権下の2017年、東アジア選手権以来となる。

「彼らは僕が思うよりもはるかに良い選手になっているかもしれないですし、向こうからしたら権田選手はもっとやってくれると思ったと言われるかもしれないですし、そこはお互いにアピールするところ」

　さらに、昌子にはフランスでのプレー経験やロシア・ワールドカップの出場経験があり、「Jリーグの中で一番勝っている日本人のCB」と評する谷口からは、常勝チームで培ってきた勝者のメンタリティがある。

　権田は、「勝ち方やメンタリティの部分は逆に、僕も彼らから学んでいきたい」として、「本当に楽しみなんですよね。久しぶりに会う選手たち」と少しはにかんだ。

【日本代表PHOTO】タジキスタン、キルギス、ジャマイカ、セルビア戦に臨む招集メンバー24人

構成●サッカーダイジェストWeb編集部