フローニンヘン板倉滉がオランダ・メディアの選出する今季ベスト11に! 「波打ち際の岩のような存在だった」

2021年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

サブメンバーにはズウォーレ中山の名も

今シーズン全試合フル出場という偉業を達成した板倉。(C)Getty Images

 オランダのエールディビジは先日、今シーズン最終節を迎えた。フローニンヘンに所属する板倉滉は、開幕から全34試合で先発フルタイム出場という快挙を達成している。

 日本代表にも選出され、東京五輪代表の候補でもある24歳DFは、現地での評価も高いようだ。現地メディア『FCUPDATE』は、シーズンが終了した17日、同リーグのベスト11を発表。アヤックスのダフィ・クラーセン、26ゴールで得点王となったVVVのギオルゴス・ギアクマキスらとともに、板倉がCB部門で選出されている。

 寸評では「所属元であるマンチェスター・シティでの躍進は不可能だろうが…」と前置きされつつも、このように称賛された。
 
「この2シーズンで、日本人DFは自分自身の力でスポットライトに当たってきた。オーウェン・ヴァインダル(AZ)とともに、今シーズンで1分も欠場しなかったフィールドプレーヤー。守備的にまわることが多いフローニンヘンにおいて、2019年にマンCと契約し、レンタルで加入したこのプレーヤーにチームが頼る機会は多かった。彼は波打ち際の岩のような存在であり、最終節で犯したたったひとつのミス(OG)が際立つのは、彼が堅実に力を発揮し続けた結果だと言えるだろう」

 寸評にあるように、最終節は80分に板倉が献上したオウンゴールで0-1の敗戦を喫した。だが、今シーズンの貢献度とパフォーマンスは、そのミスを上回るものと評価されているようだ。現地サポーターからも、今夏に契約が切れる板倉に対して「残ってほしい」「ここにいて!」といった声がSNSで多数寄せられている。

 また、ベスト11入りは逃したが、控えメンバーにはズウォーレの中山雄太もピックアップされた。24歳の日本人プレーヤーは、CBと左SBを主戦場にリーグ32試合に出場、2ゴール・1アシストを記録した。板倉と共に、オランダで高く評価されたシーズンだったと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【写真】板倉がシーズン最終節後に投稿した、チーム・フローニンヘンの集合写真はこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事