INAC神戸の元日本代表FW京川舞がバセドウ病と診断。「監督やコーチが私の体調の変化に気づき…」

2021年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あたたかく見守ってください」

INAC神戸が13日、京川がバセドウ病と診断されたと発表した。(C)SOCCER DIGEST

 9月に開幕を迎える女子プロリーグ・WEリーグに参戦するINAC神戸レオネッサは5月13日、元なでしこジャパン(日本女子代表)のFW京川舞がバセドウ病(甲状腺機能亢進症)と診断されたことを発表した。

 クラブによると、同選手は3月13日に行なわれた健康診断で再検査となり、神戸市内の病院にて精密検査を実施した結果、バセドウ病と診断。幸いにも早期発見であったこともあり軽度の症状で、当面の間は運動を控え、薬物治療を行ないながら治療に専念していくという。

 INAC神戸は、「INAC神戸では京川舞選手の寛解、また復帰を全力でサポートしてまいります」としたうえで、「ファン・サポーターの皆様、女子サッカー関係各位におかれましては、温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」と理解を呼びかけた。

 また公式サイトでは本人のコメントも掲載。「INAC神戸のファンのみなさん、いつも応援ありがとうございます!!京川舞です!」と切り出し、病状発覚時の詳細や現在の心境などをファンに向けて報告している。
 
「私にとってINAC神戸に入団して10年目の節目となる今年、心待ちにしていた女子プロリーグのWEリーグが開幕します。オフシーズンが開けて2月から自主練習が始まり、自分の身体に変化がありました。休み疲れかなと思っていたのですが、メディカルチェックで異常が見つかり、検査をしたところバセドウ病だと判明しました。

 チームが始動して2か月近く経つのに、調子が上がらず不安な日々が続きましたが、監督やコーチが私の体調の変化に気づき検査を進めてくださったことに感謝しています。病気が見つかり安心しましたが、しばらくして今までのようなサッカーができない現状に苛立ちと残念な気持ちが入り混じり、不安と焦りの気持ちで落ちこみました。現在は、少しでもチームのためにできることを毎日考え、少しでも力になれるよう全力でサポートしています。

 復活して試合に出ることを目標に、試合に出られなくてもチームの一員として頑張っていきますので、回復するまでの期間あたたかく見守ってください。これからも応援よろしくお願いします!」

 京川は、2012年に常盤木学園高からINAC神戸に加入。なでしこジャパンでも5試合に出場した経歴を持ち、昨シーズンはなでしこリーグで12試合に出場し3得点を挙げている。今はまず療養に専念して、1日でも早い復帰を祈りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事