[ルヴァン杯・第５節]柏３-３浦和／５月５日（水）／三協フロンテア柏スタジアム

　浦和レッズがアディショナルタイムで２点差を追いつき、グループステージ突破へ望みを繋いだ。

　柏レイソルのホームに乗り込んだ浦和は９分に、この試合が日本でのデビュー戦となったキャスパー・ユンカーがネットを揺らし、幸先良く先制。しかし、その後に３失点を喫し、２点をリードされる厳しい展開となった。

　それでも浦和は、後半アディショナルタイムの90＋１分に伊藤敦樹が１点を返すと、さらに90＋４分、カウンターから小泉佳穂のスルーパスに抜け出した関根貴大が、見事なコントロールでボールを収め、GKとの１対１を冷静に沈めて同点弾。チーム全体の最後まで諦めない姿勢が勝点１獲得に繋がった。
 

　貴重な同点ゴールを奪った関根は試合後、「絶対に負けられない試合だった」とし、自身の得点を振り返った。

「前半良い形でリードしていて、後半は入りが悪かったので、なかなか難しい展開になってしまいました。ただ途中から出た選手は、しっかり結果を残そうと思って試合に入った。自分のところにボールが入って、ファーストタッチで良いところにボールを止められたので、GKをしっかり見て決められて良かったなと思います」

　リーグ戦では得点力不足に悩まされている浦和だが、ここにきて３ゴールと複数得点を記録。「本当に得点というところで、前節のリーグ戦でも無得点に終わっていたので、ひとつでも多くゴールを取ることが大事だと思う」と関根は改めて得点の重要性を口にした。

　浦和は次戦、グループステージ最終節で横浜FCと対戦する。決勝トーナメント進出へ向けて負けられない一戦。関根は、「もう勝つしかないので、内容どうこうより、しっかり結果を求めて頑張りたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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