WEリーグPSM、大型補強の大宮Vが白星発進!大量5発の浦和、メンバー大幅入れ替えの新潟も勝利

2021年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

WEリーグのPSMは5月4日に1試合、8日に3試合が予定されている

大宮Vのクラブ初ゴールはDF坂井優紀(2番)のヘディングシュートとなった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今年9月の開幕を予定している、日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は4月29日、プレシーズンマッチの3試合を開催。WEリーグ加入のため新チームを立ち上げた大宮アルディージャVENTUSのほか、アルビレックス新潟レディース、三菱重工浦和レッズレディースがそれぞれ勝利を収めた。

 オフシーズンの大型補強で注目を集めた大宮Vは、ゼットエーオリプリスタジアムでジェフユナイテッド千葉レディースと対戦した。

 DF鮫島彩やMF有吉佐織ら、なでしこジャパン経験者も先発した大宮Vは、前半サイドと中央を使い分け、相手ボールを奪うとショートカウンターから相手ゴールに迫り、新チームながら上々の立ち上がりを見せた。すると前半アディショナルタイムにCKを獲得。キッカーのMF源間葉月のクロスボールに飛び込んだDF坂井優紀が頭で合わせ、先制に成功する。

 しかし、後半はジェフ千葉にペースを掴まれる。交代出場のMF曽根七海やFW小澤寛らをはじめ11本ものシュートを浴びるものの、GK望月ありさら守備陣の活躍もあって凌ぎ切り、プレシーズンマッチ初戦を白星で飾った。

【WEリーグPHOTO】千葉L0-1大宮V| 坂井が打点の高いヘディングから決勝ゴール!大宮が1点を死守しプレシーズンマッチ初戦を制する!
 プレシーズンマッチ初戦は敵地でINAC神戸レオネッサに0-3と敗れたAC長野パルセイロ・レディースはホームに新潟を迎えた。

 25日のプレーシーズンマッチ初戦、ノジマステラ神奈川相模原戦で6点を奪った新潟は、前節から7選手を変更。DF山谷瑠香、三浦紗津紀、北川ひかる、MF滝川結女が2戦続けて先発した。

 試合は、新潟が幸先良く先手を奪う。3分に石淵萌実がゴールを決め、54分には長沢菜月が追加点。相手の反撃も73分の村上日奈子に許した1点にとどめ、2-1で勝利を収めた。

 浦和は敵地で相模原と対戦。マイナビ仙台戦で負傷交代した猶本光がベンチ外となった浦和だったが、開始2分にMF水谷有希のクロスボールからオウンゴールを誘発すると、その後はゴールラッシュ。東京五輪代表候補のFW菅澤優衣香が2得点(34分・69分)、さらに先日の代表戦にも招集されたMF塩越柚歩も2ゴール(51分・67分)を決める。相模原の石田みなみに得点を許すものの、5-1で大勝した。

 WEリーグのプレシーズンマッチは、5月4日にちふれASエルフェン埼玉対INAC神戸レオネッサが、5月8日には大宮V対サンフレッチェ広島レジーナの新設チーム対決のほか、長野対相模原、日テレ・東京ヴェルディベレーザ対千葉の3試合が予定されている。

【画像】鮫島彩、仲田歩夢、スタンボー華、阪口夢穂…大宮アルディージャVENTUSの主力プレーヤーたち

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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