先制点にPK奪取。鹿島の3発完勝に貢献した松村優太の心残り。「染野が決めていれば完璧だった」

2021年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日の勝利、無失点、素晴らしい試合だった」

チームを勢いづかせる先制点を挙げた松村(27番)。そして荒木(13番)が追加点。だが、染野(左から2番目)はPK失敗……。同期トリオの揃い踏みは残念ながら実現しなかった。写真:滝川敏之

 抜群のパフォーマンスでチームを勝利に導いた。

 ルヴァンカップ第3節、鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌の一戦は、3-0で鹿島が完封勝利。これで鹿島はグループAの単独首位に立った。

 チームを勢いづかせる先制点を決めたのは、高卒2年目の松村だ。

「リーグ戦、ルヴァンカップと過密日程で、自分が出ている試合でなかなか勝利が掴めなかったり、なかなか自分が結果を出せない、もどかしさもあったなかで、ここでしっかり自分が結果を出して、チームが勝った事実は自信にもつながりますし、今日の勝利、無失点、チーム全体として素晴らしい試合だったと思います」

 これが嬉しい今季初ゴール。少し時間はかかったかもしれないが、「リーグでもしっかり結果を残せるように、また一つひとつやっていきたい」と意気込む。

 チーム2点目は同期の荒木が決めた。「お互いに刺激し合いながら、追加点を同期が決められたのは良かった」。ひとつ心残りがあるとすれば、チーム3点目のチャンスを逸し、同期トリオ揃い踏みがならなかったことか。
 
 松村の突破からPKを奪取。キッカーを務めたのは、松村、荒木と同じ高卒2年目の染野だった。だがシュートはポストを叩いて失敗……。「僕が取ったPKを染野が決めていれば完璧だったんですけど(笑)。それは次に向けて、修正していきたい」と振り返った。

 その後、再び奪取したPKを白崎が決めて、圧巻3発で完勝を収める。今後に向けて松村は、「(監督が)交代してから2試合は完封勝利で素晴らしい試合ができていますし、ルヴァンカップ、Jリーグ、大会が違えど、連勝していくのが今後につながっていくと思うので、しっかりチームとしてやっていきたい」と気合いを入れ直した。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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