【J1採点&寸評】鳥栖×神戸|神戸の戦術変更に対応できずドロー決着

2015年05月03日 サカクラゲン

藤田➝豊田のホットラインで先制に成功するも…。

【警告】鳥栖=なし 神戸=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】北本久仁衛(神戸)

【試合内容】
 試合開始直後に、鳥栖は藤田のCKから豊田がバックヘッドで先制。以降も前半はホームチームの時間帯が続く。守備では神戸にスペースを与えず、攻撃でも多くのチャンスを作るなど主導権を握った。ただ、ペク・ソンドンらが決め切れずに後半を迎えると、神戸の戦術変更によって後手に回った。
 
 CBに北本を入れ、チョン・ウヨンをボランチに上げた相手に徐々に押し込まれると、77分に三原を起点に2本のパスで守備ブロックを破られ、最後は小川に同点弾を許す。以後も鳥栖はペースが上がらず、ドローに終わった。
 
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・9節
 
【J1採点&寸評】全9カードの評価をチェック!
 
【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
開始早々に先制し、前半は攻守において主導権を握る。後半は一転、守備に追われる時間帯が増えた。
 
神戸 6.5
前半の劣勢を最少失点で耐え抜き、後半は自分たちのペースで試合を進める。逆転のチャンスも十分にあった。
 
【鳥栖|採点・寸評】
GK
1 赤星 拓 6
前後半ともに決定的なシーンを間一髪で防いだ。1点は許したものの、及第点は与えられるだろう。
 
DF
15 丹羽竜平 6
右サイドの攻防で奮闘。何度か相手にクロスを許したが、積極的なオーバーラップでチャンスを演出した。
 
36 菊地直哉 6
前半はコンパクトに最終ラインを統率。ただ時間とともに間延びし始め、77分の失点を防げなかった。
 
5 キム・ミンヒョク 6
上手くラインをコントロールして前半をソツなく終える。後半の失点シーンは一瞬の隙を突かれた。
 
23 吉田 豊 5.5
前半から積極的に攻撃参加を試みていたが、クロスを入れるシーンは少なく後半は守備に追われた。
 
MF
8 水沼宏太 6
後半のミドルシュートで見せ場を作ったがボールはバーを越える。連戦の影響もあり終盤は存在感が希薄に。
 
28 高橋義希 6
攻守に貢献し、前半は中盤の主導権を握る。後半は前後のバランスが崩れるなか、事後処理に追われていた。
 
14 藤田直之 6.5
先制点につながる正確なCKでチームに勢いを与える。後半は神戸の縦パスに手を焼くシーンが増えた。
 
10 キム・ミヌ 5.5
前半の決定機を外してしまい、ペースに乗れず空回りした印象が強い。終盤は疲労の色を隠せず。
 
9 ペク・ソンドン 5
前半から決定機を何度も逃し、失点シーンでは起点へのアプローチが遅れた。残念なパフォーマンス。
 
FW
11 豊田陽平 6.5
難しい体勢から粘り強くヘディングを沈めて先制点。後半は前線からの守備で身体を張っていた。
 
交代出場
FW
22 池田 圭 -
追いつかれた直後に投入される。果敢にボールを奪いに行くが、期待されたゴールは奪えなかった。
 
DF
16 チェ・ソングン -
終了間際に攻撃的な位置で起用されるも、効果的なプレーは見せられず。時間が短すぎたか。
 
監督
森下仁志 5
前半は盤石の守備で相手を抑えるも、神戸の戦術変更で後手に回る。策らしい策を見せられなかった。

次ページ後半開始からCBに入った北本が守備で奮闘。反撃の土台を作る。

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