アグエロの今季限りでのマンC退団が決定。歴代最多257ゴール、4度のプレミア制覇に貢献

2021年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブは功績を称え、銅像を建設

契約満了が決定したアグエロ。最後に悲願のビッグイヤーを掴むことができるか。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティは現地時間3月29日、アルゼンチンFWセルヒオ・アグエロが今夏の契約満了をもって、退団することを発表した。

 2011年夏にシティに加入したアグエロは、デビュー戦となったスウォンジー戦で2ゴール・1アシストとその後の大活躍を予感させるロケットスタートを切ると、そのシーズンの最終戦であるQPR戦では、クラブ史上初のプレミアリーグ優勝へ導く劇的な決勝点を挙げた。

 以降エースは、シティ通算で公式戦384試合に出場し、歴代最多の257ゴールという驚異的な数字をマークし、プレミアリーグ優勝4回、FAカップ1回、リーグカップ5回のタイトル獲得にも大きく貢献。ただ、近年は怪我に悩まされ、32歳で迎えた今シーズンはここまでリーグ戦8試合でわずか1ゴールに留まっている。

 クラブはレジェンドを称えるために、同様の理由で現在制作中のダビド・シルバ(現レアル・ソシエダ)とヴァンサン・コンパニとともに、銅像を建てるという。

 アグエロの退団を受け、ハルドゥーン・アル・ムバラク会長はクラブの公式HPを通じて以下のようにコメントしている。
 
「セルヒオの過去10年間のマンチェスター・シティへの貢献は、いくら強調してもし過ぎることはない。彼の伝説はシティを愛する全ての人の記憶の中に、そして、単にサッカーを愛する人の記憶の中にも、消えずに刻まれることだろう。

 今はまだ、別れの言葉やスピーチをする時ではない。セルヒオとの残りの時間で達成すべきことはまだたくさんあるし、彼がこれからの課題に貢献してくれることを期待している。また、現在建設中のヴァンサンとダビデの像と並んで、エティハド・スタジアムに設置されるセルヒオの像の制作をアーティストに依頼することを発表できることを大変嬉しく思うよ。シーズン終了後にふさわしいお別れをする機会を楽しみにしている」

 クラブは今後、今シーズンのホーム最終戦であるエバートン戦で退団セレモニーを予定。その際、数千人規模の多くのサポーターがエティハドに集まり、背番号10を盛大に送り出すことが期待されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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