川崎が柔道家・古賀稔彦さんに追悼の意。昨季開幕戦に水色の胴着姿で登場「川崎市内に町道場を構えているご縁で…」

2021年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「物事に取り組む情熱・姿勢に驚きました」

2020年2月22日のJ1開幕戦、川崎対鳥栖の試合前に等々力のピッチに登場した古賀さん。(C)SOCCER DIGEST

 川崎フロンターレが3月24日に公式ツイッターを更新。がんにより亡くなった柔道家の古賀稔彦さんに向けて追悼のコメントを発表した。

 1992年のバルセロナ五輪金メダリストでもある古賀さんが24日に亡くなった。53歳だった。古賀さんは昨年2月22日のJ1開幕戦・川崎対鳥栖の試合前に、等々力競技場のピッチに登場。水色の胴着を身にまとい、クラブマスコットのふろん太と柔道対決やPK対決を行ない、スタンドの観客を大いに沸かせていた。

 古賀さんは川崎市内に「古賀塾」という町道場を構えており、また対戦相手の鳥栖が本拠地とする佐賀県の出身である縁から実現したイベントだった。

 訃報を受けて川崎は、公式ツイッターで追悼のコメントを発表。2020年シーズンの開幕戦を回想し、感謝の意を示した。
 
「川崎市内に町道場を構えているご縁で、昨年の開幕戦で始球式を行っていただきました。笑顔で気さくに接していただいたこと。柔道着に袖を通した瞬間に顔色が変わり、見事だった本番。物事に取り組む情熱・姿勢に驚きました。古賀稔彦さん、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします」

 等々力陸上競技場で元気な姿を見せていた、あの日からわずか1年1か月後の悲報。投稿には多くのファンから、「開幕戦、あんなに元気だったのに…」「男の中の男でした」「佐賀と川崎にゆかりのあるヒーロー、旅立ちが早すぎてすごく残念」など、多くのコメントが寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【川崎 0-0 鳥栖 PHOTO】2020年開幕節、古賀稔彦さんが等々力陸上競技場に水色の胴着姿で登場
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