「真のMVP」ミラン長谷川唯の存在感を、現地専門メディアが絶賛!「どんなポジションでも輝ける」

2021年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームの出来は酷評も、長谷川には称賛

負け試合でも存在感を絶賛された長谷川唯。チームの目標達成に貢献できるだろうか。(C)Getty Images

 現地時間3月14日に行なわれた、コッパ・イタリアの準決勝第1レグが行なわれ、今冬に長谷川唯が加入したミランはインテルと対戦した。

 試合は3分にミランDFのラウラ・フセッティが相手にPKを献上して失点するなど、1-2でミランが敗れた。現地のミラン専門メディア『SEMPREMILAN』は、「恥ずかしくて避けられない敗北だった。リーグ戦でユベントスに4-0で敗れた後だったので、その傷を悪化させる結果のひとつだった」と嘆いた。

 さらに、「チームには何のアイデアもなく、明確な指示もなくピッチに送り出されているようだ。監督の突然のフォーメーション変更も、助けになっていない」と酷評した。

 しかし、3月21日に行なわれたリーグ第16節ではエンポリに1-0で勝利。リーグ2位を守り、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内の維持に成功している。
 
 チームに好不調の波があるなか、同メディアは長谷川唯を「抜群の存在感を発揮した」と称えている。

「インテルとの試合で、最も目立っていたのは長谷川唯だった。彼女は普段は左ウイングとしてプレーしているが、この試合では中央寄りのトップ下に場所を移した。だが、普通であれば馴染むのに時間がかかるポジション移動の後であっても、彼女は輝きを放っていた。ボールを保持している際の駆け引き、密集したエリアでのコントロール、ピンポイントのパスなど、彼女は新のMVPだった」

 同メディアはさらに、「ミランが来季CL出場権を獲得するために、彼女の存在は重要になる」と綴り、今後のチームの出来を左右する存在だと評価している。

 28日には、リーグ戦で再びインテルと対峙する。背番号「4」の躍動には大きな期待が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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