「泣かれるのはつらい」神様イブラがまさかの涙!6年ぶりの代表復帰会見で目頭が熱くなったワケとは?

2021年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームを助けるためにここにいる」と意気込みつつも…

6年ぶりの復帰会見に臨んだイブラ。その涙は世界に衝撃を与えている。(C)Getty Images

 会見での涙は、世界を注目させた。

 ミランに所属するズラタン・イブラヒモビッチが3月22日、スウェーデン代表に復帰して初の会見に臨んだ。5年ぶりの復帰に意気込みを見せた一方で、イタリアで単身赴任中のイブラヒモビッチは、家族と離れて過ごすつらさを垣間見せている。

 2020年1月にミランに復帰したイブラヒモビッチは、昨季後半戦の活躍もあり、クラブとの契約を1年延長。コロナ禍もあり、スウェーデンで暮らす家族と離れ、ミラノで生活する日々を送っている。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、イブラヒモビッチは「出ていくたびに、ふたりの子どもたちに泣かれるのはつらい。家ではボールを蹴っている。妻からはやめさせるように頼まれるが、子どもたちが望んでおり、それでいい。壊れたらまた買えばいい」と述べた。

 そして、スウェーデンに戻ってきたイブラヒモビッチは「出ていくときに、ヴィンセントには泣かれたんだ。今はもう大丈夫だけどね」と話した後に、感極まって涙ぐみ、手で顔を覆った。
 
 しかし一方で、イブラヒモビッチは「国を代表してプレーするのはサッカーでもっとも素晴らしいことのひとつだ」と、久しぶりの代表でのプレーに意気込んでいる。

「ミランと同じように、試合を決めるためにここにいる。時間を無駄にするためにピッチに立つことはない。ベンチスタートでも問題ないよ。チームを助けるためにいるのであり、何も求めない。キャプテンは(アンドレアス・)グランクビストだ」

 ヤンネ・アンデション監督とは近年、何度か衝突してきた。だが、「ポジティブな話し合い」ができたと明かしている。

「いろいろなことを話し、お互いのことを理解した。オレはズラタン・イブラヒモビッチという名前だからここにいるんじゃない。以前に成し遂げたことは重要じゃないんだ。今、チームに貢献するためにここにいる」

 愛する家族と離れて暮らしてまで、イタリアの地で戦い続ける39歳の大ベテラン。その姿が、スウェーデン代表の選手たちにもたらすものは計り知れない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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