南野拓実と初共演なるか!興國高の同級生・古橋亨梧は日本代表でのプレーを「今は楽しみでしかない」

2021年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表合流に「早くプレーしたくてワクワクしている」

今季も6試合で3ゴールと好調を維持する古橋。代表でも同様の活躍を披露できるか。写真:徳原隆元

 日本代表に2019年11月以来の参加となった古橋亨梧は3月22日、合宿初日にオンライン上で取材に応じ、「呼んでもらえてうれしいですし、早くプレーしたくてワクワクしている。凄く嬉しかったですし、結構緊張しました。緊張しいなんで」と代表に合流した感想を語った。

 古橋は、1-4で大敗した19年11月19日のベネズエラ戦で、後半からピッチに立ちA代表デビューを飾る。初出場ながらヴィッセル神戸でも発揮している鋭い裏への飛び出しも見せたが、「チャンスがあったなかで悔しい思いをしたので、もう一度呼んでもらって、結果を残したい気持ちが強かった」と代表デビューを振り返った。

 代表に招集された19年は10得点、コロナ禍で国内組の招集が事実上見送られていた20年は12得点で、さらにACLでも4ゴールを決め着実にステップアップ。「今年、まだまだ外している回数も多くて、チームに迷惑もかけていますが、チャンスは作れているので、しっかりと決められるようにしたい」と語るものの、今季もここまで6試合で3ゴールと結果を残している。
 
 そんな古橋は、代表で同級生との再会を楽しみにしているという。

「今日の朝会いましたけど、まだ挨拶くらいで、これから話していければなと思っています」
 そう語った相手は、興國高の同級生、南野拓実だ。

 ふたりは95年1月生まれの26歳。南野が在学中からセレッソ大阪のアカデミーに所属していたこともあり、「クラスが違ったので、一緒の時間に体育をしたり、学校の行事でたまに会うぐらいで、あまり話したこともなかった。でも近くに目標とする選手がいたので、モチベーションにもなりました」という。

 古橋がデビューを果たしたベネズエラ戦では、直前のワールドカップ・アジア2次予選のキルギス戦後に海外組はチームを離れており、代表で競演するのは今回が初めてとなる。

「いろいろ聞きたいですね。海外行って活躍しているので、海外のことや、プレーの事も話出来れば」

 その一方で、「南野選手ももちろんですが、ほかの選手ともやるのが楽しみですし、自分がどこまでやれるのか。自分の良さをどこまで出せるのかという、楽しみでしか今はないですね」として、「早く練習場に行ってプレーしたい」と日本を代表するプレーヤーたちとの共演にも想いを馳せた。

 古橋は「僕はコミュニケーションをとるの苦手な方ですけど、だからこそ積極的に行っていろんな話を聞きたい。ほかの人のプレーも理解して、僕の特長も掴んでもらいたい」と意気込みを語った。

 世界的な名手、アンドレス・イニエスタとのプレーでメキメキと頭角を現わした古橋。日本を代表する選手たちとプレーすることで、どんな進化を見せるか。

 日本代表は今後、25日に親善試合の韓国戦を、30日にワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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