「グレードアップしたチームで来そう」U-24日本代表、横内監督が語る対戦国アルゼンチンの印象

2021年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「貴重な2試合になると思う」

久保建英らA代表経験者もチームに組み込み、アルゼンチン戦に臨む日本代表。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会(JFA)は3月19日、アルゼンチンU-24代表戦に臨むメンバー23人を発表した。

"国内組"は三笘薫ら川崎から最多の3選手を招集。7人が選ばれた"海外組は、久保建英(ヘタフェ/スペイン)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)らが順当に名を連ねた。

 JFAの反町康治技術委員長は「オリンピックに向けては当然ですが、我々としてはその後の事も考えている。日本を強くするというのが前提です」と今回の代表活動の位置づけを語った。

 同時期にA代表の活動が行なわれるため、森保一監督に代わって指揮を執ることになった、普段はコーチの横内昭展監督は「コロナ禍の難しい状況のなか、親善試合を2試合させて頂けるといことで、いろんな方のご尽力に感謝の気持ちを伝えたい」と冒頭で語ると、「国内組と海外組が合わさったチームになっている。貴重な2試合になると思う」と意気込んだ。
 
 対戦相手のアルゼンチンについて指揮官は、「南米予選を見ました。今回その選手が全員が来るわけではないですが、さらにグレードアップしたチームで来そう。技術も高くて、クリエイティブな選手はもちろんですが、そういう選手たちが泥臭いプレーもいとわない、タフさも兼ね備えたバランスの取れたチーム」と評した。

 U-24日本代表のアルゼンチン戦は、26日(東京/東京スタジアム)、29日(福岡/北九州スタジアム)で行なわれ、短期間で移動して戦うことになる。

 横内監督は「今回は移動もあって東京オリンピックの良いシミュレーションになる」とピッチ以外の部分でも"テスト"できることを喜んだものの、「現在はまだ選手も到着しておらず、状況も分からない。活動が始まってから、さらに1試合目の状況を見てから考える部分も多くなると思う」と選手の起用法に関しては不透明な部分も少なくないようだ。

 東京五輪の南米予選を1位で通過し、本大会出場権を獲得しているU-24アルゼンチン代表との戦いは、大きな刺激となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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