日本代表の23人合計でソン・フンミンひとりに及ばず! 日韓の招集メンバーを「推定市場価格」で比較すると…

2021年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人トップの久保は招集外

日本代表で「推定市場価格」が高い(左上から)冨安、鎌田、南野を合わせても、ソン・フンミンには遠く及ばず……。(C) Getty Images

 日本代表は25日に日産スタジアムで韓国代表と親善試合を戦う。フレンドリーマッチでの対戦は2011年8月以来約10年ぶりで、隣国とのライバル対決に注目が集まっている。

 新型コロナウイルスの影響で、とりわけ欧州組の招集に制約があるなか、どちらの戦力値が高いのか。すでに発表されている両国の招集メンバーの「推定市場価格」で比較してみよう。

 比べたのは、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が日々更新している「推定市場価格」だ。これは、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的にジャッジして弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける"価値"を示す指標として定評がある。

 FIFAランク27位の森保ジャパンは、2000万ユーロ(約25億円)で推定市場価格が日本人トップのMF久保建英(ヘタフェ)がU-24代表に回る見込みで招集外となった。

 とはいえ、1800万ユーロ(約22億5000万円)のDF冨安健洋(ボローニャ)、1600万ユーロ(約20億円)のMF鎌田大地(フランクフルト)、1200万ユーロ(約15億円)のFW南野拓実(サウサンプトン)らを招集。23人の合計は8290万ユーロ(103億円6250万円)で、平均では360万ユーロ(約4億5000万円)だった。

【日本代表PHOTO】韓国、モンゴル戦に臨む招集メンバー23人
 一方、FIFAランク38位の韓国は24名を招集したが、ファン・ヒチャン(RBライプツィヒ)がドイツ・ザクセン州の隔離規定により不参加となったため、23人で算出した。

 1位はもちろん別格のソン・フンミン(トッテナム)。市場価値は8500万ユーロ(約106億円2500万円)で、ひとりで日本のトータルを上回っている。2位が久保のライバルであるイ・ガンイン(バレンシア)の1500万ユーロ(約18億7500万円)で、3位がチョン・ウヨン(フライブルク)の300万ユーロ(約3億7500万円)。今回選出された欧州組はこの3人のみとなっている。

 韓国の23人の合計は1億1988ユーロ(約149億8500万円)で、平均では521万ユーロ(約6億5125万円)。日本を3690万ユーロ(約46億1250万円)、平均で161万ユーロ(約2億125万円)上回っている。

 あらためて、ソン・フンミンがアジアにおいてずば抜けた存在であることを認識させられる結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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