マンチェスター・シティは現地時間３月16日、チャンピオンズ・リーグ（CL）のラウンド・オブ16第２レグでボルシアMGに２-０で勝利し、２戦合計４-０でベスト８進出を果たした。

　敵地での第１レグを制していたジョゼップ・グアルディオラ監督は、この日も前半に２ゴールを挙げて突破を確実にすると、60分過ぎから交代枠を使っていく。そして75分、最後のカードでセルヒオ・アグエロをピッチに送り出した。

　そのアグエロの試合後のひと言が話題となっている。米スポーツチャンネル『ESPN』や英紙『Daily Mail』によると、自分にボールが回ってこなかったと不満を表したというのだ。

　スコアが動かないまま試合が終了の笛を迎えると、アルゼンチン代表FWはスペイン語でコーチに「あいつらがボールをよこさない」と文句を言ったという。終盤、リャド・マハレズが何度かシュートを枠外に外す場面があったが、それらのプレーで不満があったのかもしれない。
 

　今季は負傷で開幕から出遅れたアグエロが、新型コロナウイルス感染などもあり、難しいシーズンを過ごしてきたのは周知のとおりだ。今月13日のフルアム戦での得点は、約１年２か月ぶりのプレミアリーグでのゴールだった。背番号10は立て続けの得点で勢いをつけたかったのだろう。

　シティとの契約が今シーズンいっぱいとあり、アグエロは去就も騒がれている。バルセロナのジョアン・ラポルタ新会長が、リオネル・メッシ慰留のために親友のアグエロにオファーを出したとも報じられたばかりだ。それだけに、こういったひと言も耳目を集める。

　アトレティコ・マドリーからシティに移籍して10年となる32歳。その一挙手一投足が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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