「日本人ふたりが衝撃を与えた」強豪を撃破した堂安&奥川のアベック弾に現地メディアが驚嘆!「敵を凍りつかせた」

2021年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ戦の8試合ぶり白星に日本人コンビが貢献

ともに先発し、強豪撃破の原動力となった奥川(左)と堂安(右)。(C)Getty Images

 現地時間3月14日行なわれたブンデスリーガ第25節で、堂安律と奥川雅也が所属するビーレフェルトは、アウェーのレバークーゼン戦に臨み、2-1で勝利した。

 この試合でチームを勝利に導くゴールを決めたのが、先発した22歳の堂安と24歳の奥川だ。21分に前者が右サイドからのクロスに滑り込みながら左足で合わせて先制点を叩き込むと、57分にはカウンターからボールを受けた後者が、冷静にゴール前まで運び、GKとの1対1を制して2点目を叩き込んだ。

 堂安にとっては今シーズン4点目、奥川にとってはドイツ1部での初ゴール。日本人選手の2得点で強豪レバークーゼンを破ったことは、現地でも非常に大きいインパクトを与えたようだ。

 現地紙『BILD』は、その戦いぶりを「実現しないと思われていた勝利だ」と称賛。採点では猛攻を冷静に跳ね返し続けた守護神シュテファン・オルテガに「1点」をつけたほか、スコアラーである堂安と奥川のほか、MFマヌエル・プレートル、DFアモス・ピーバーら6人に「2点」を与えている(※ドイツメディアの採点は1点が最高、6点が最低)。
 
 また、現地専門誌『kicker』も「堂安はフランク・クラマー監督に初の勝点3ポイントを持ち帰る活躍をし、奥川は勝利に直結する貴重なゴールを生んだ。降格圏脱出にも大いに貢献している」と日本人アタッカーコンビの活躍を称えた。

 さらに現地局『ntv』はこのように伝えている。

「ビーレフェルトがレバークーゼンの順位表を凍り付かせた。彼らは来シーズン欧州カップ戦の出場権争いのために勝ちたかった。だが、センセーショナルな攻勢をビーレフェルトが仕掛け、2回ともモノにした。堂安が味方の完璧なクロスに合わせて放ったシュートは氷のように鋭敏で、後半開始早々には、今度は奥川が本格的に彼らを凍らせてしまった」

 海外メディア『STREN』も賛辞を惜しまず、「週末の試合では日本のスターが話題をさらった。レバークーゼンを相手に、堂安と奥川のゴールで2-1でサプライズな勝利を収め、衝撃を与えた」と伝えている。

 ビーレフェルトはこの勝利で15位に浮上し、降格圏を脱出した。とはいえ、次節には2位と好調のRBライプツィヒ戦が控えており(19日)、気の抜けない戦いが続く。若き日本人デュオには、再びアップセットを呼び込む活躍に期待したいところだ。

 構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】滑り込みながら左足で巧みに合わせる! 今季4点目となる堂安律のゴールはこちら!

【動画】奥川雅也のドイツ1部初ゴール! レバークーゼンを凍り付かせた決勝弾はこちら

【写真】勝利の立役者となった堂安&奥川のツーショットはこちら!

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