「度々非難の対象となっていたが…」監督交代後に2連勝のマルセイユ、長友佑都と酒井宏樹の現地評価は?

2021年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンパオリ監督も感激「チームは素晴らしい」

66分に酒井(右)と交代でベンチに下がった長友(左)。サンパオリ監督から声を掛けられ、笑顔で頷いていた。(C)Getty Images

 現地時間3月13日、リーグ・アン第29節が行なわれ、長友佑都と酒井宏樹が所属するマルセイユはブレストと対戦し、3-1で勝利を収めた。

 長友は先発、酒井はベンチスタートで試合に臨み、66分にふたりが入れ替わって交代。チームは、新指揮官ホルヘ・サンパオリの下、前節のレンヌ戦に続いて連勝となった。

 サンパオリ監督は試合後、「この勝利は我々が求めてやまなかったものだ。選手たちはエネルギッシュなプレーと、堅い意志を示してくれた。途中まで難しい展開だったが、戦術や内容どうこうではなく、勝つために戦ってくれた。エモーショナルな勝利だ」とチームを称えている。

 
 スタメンの長友に、現地メディア『Le Dauphine Libere』、『Le Phoceen』、『Maxifoot』は揃って10点満点中「5」点をつけた。『Maxifoot』は寸評で「常に高い位置でプレーしており、守備が心配されていたが、彼の周辺が危険なクロスやシュートに繋がることはほとんどなかった」と健闘ぶりを称えている。

 また、『FOOTMERCATO』の採点は「5.5」点。「攻撃的なプランのなかで自分を十分に表現できていた。やや物足りなさは残るが、自分のエリア内で仕事をこなし、守備面でも致命的なシーンはなかった」と寸評を添えられている。

 さらに『Homme Du Match』は「6」点をつけ、チーム内3位タイの高評価を与えた。

「彼は定期的に我々の非難の対象となっていたが、この1か月の間、守備面での貢献を維持しながら、クリーンでスピードのあるボールリターンで、マルセイユに多くのものをもたらしている」

 長友と交代して出場した酒井については、出場時間が短かったため、ほとんどのメディアが「採点なし」としている。

 サンパオリの就任とともに復調し、暫定5位に浮上したマルセイユ。次節は20日にニースとアウェーで対戦する。現地で厳しい評価が続いていた長友のさらなる"巻き返し"にも期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】マルセイユの勢いは止まらない! 後半ATにダメ押しの3点目を叩き込んだキュイザンスの豪快ボレーはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事