柏が呉屋大翔の2ゴールで競り勝ち今季初白星! 湘南は決定機をモノにできず2連敗…

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半立ち上がりに猛攻を仕掛けるも…

2ゴールでチームの今季初勝利に大きく貢献した呉屋(写真左)。得点後には喜びを爆発させた。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは、3月6日に2節の8試合を各地で開催。三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソルと湘南ベルマーレの一戦が行なわれ、柏が呉屋大翔の2発で2-1の勝利を収めた。

 試合は序盤から激しい攻防戦となるが、まずは柏がペースを掴み、クリスティアーノが6分に敵陣中央から積極的にシュートを放つなど、攻勢を仕掛ける。長距離からの強烈なシュートを得意とするストライカーがさっそくゴールへの意欲を示した。

 すると14分、そのクリスティアーノの展開から先制点が生まれる。右サイドでボールを受けた高橋峻希が持ち上がり、ペナルティエリア内に鋭いクロスを供給。これを、相手DFとの競り合いを制した呉屋が頭で合わせてゴール左隅に突き刺した。

 しかし、連敗を避けたい湘南が前半終了間際に振り出しに戻す。43分、大橋祐紀の敵陣中央からのスルーパスを受けた岡本拓也がペナルティエリア内に進入し、強烈なグラウンダーのシュートを放つと、これがゴール左に決まる。このまま1-1のタイスコアでハーフタイムに突入する。
 
 後半は立ち上がりから、湘南が同点とした勢いそのままに攻め立てる。51分には、ペナルティエリア右に走り込んだ名古新太郎が中央にボールを送ると、これに石原直樹が合わせる。しかし、惜しくも枠の右に外してしまう。

 それでも、粘り強く守り抜いて相手の攻勢を止めた柏がリズムを取り戻すと、66分に呉屋が勝ち越しゴールを奪う。江坂の縦パスに反応したヒシャルジソンがペナルティエリア右からクロスを供給。これを椎橋慧也が頭で反らし、最後はゴール前でフリーとなっていた呉屋が冷静に右足で流し込みネットを揺らした。

 試合はこのまま、最後まで1点のリードを守り抜いたホームチームが今季初白星。湘南は再三の好機をモノにできず、2連敗を喫している。

 次戦は3月10日、柏はホームで名古屋グランパスと、湘南はアウェーで鹿島アントラーズと第3節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【J1第2節PHOTO】柏2-1湘南|柏、呉屋が2発!!前半終了間際湘南に追いつかれるも、再び突き放し今季初勝利!
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