「夏に横浜に戻る可能性が高い」ウニオン遠藤渓太は今夏に日本へ? ドイツ紙が指摘

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誰もがダイヤモンドを見つけたと思っていた」

なかなか出場時間は伸びず、苦境が続いている遠藤渓太。 (C)Getty Images

 2020年夏に横浜F・マリノスから期限付き移籍で、ブンデスリーガのウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太は、苦境が続いている。

 ここまでのリーグ戦出場は9試合(122分)にとどまり、第7節ビーレフェルト戦で初先発&初ゴールを決めたものの、負傷などの影響もあり、ベンチ要員の日々が続いている。

 そんななか、現地紙『BERLINER KURIER』は、「彼のデビューは、ちょっとしたおとぎ話だった。対戦相手には彼の母国でよく知られた同僚(堂安律)がいて、その目の前でデビューゴールを決めた。当時は誰もが『ウニオンに必要な左サイドのダイヤモンドが見つかった』と思ったはずだ」とし、こう続けている。

「しかし、以降は残念なことが続いた。喜びは20分しか続かず、太ももを痛めて離脱し、次の2試合を欠場し、チームのヒエラルキーの底辺に戻るはめになってしまった」
 
 以降は落胆が続いたと、記事は綴っている。

「結果も出ず、与えられた出場時間は、日本を飛び出てドイツに渡ってきた彼にとっては少なすぎるだろう。チームでの物事はうまくいっておらず、契約が切れる夏に別れ、横浜に戻る可能性はかなり高いものとなっている」

 遠藤には買取オプションが付帯しているが、現時点でウニオン・ベルリンがこれを行使する可能性は低いようだ。ただ、再び巡って来るビーレフェルト戦は、日本人アタッカーにとってひとつのターニングポイントになると指摘している。

「ビーレフェルトとの2戦目は、日曜日に行なわれる。この試合で彼は11月の"一発屋"ではないことを証明できるのだろうか。もしそうなれば、再びおとぎ話のようなことになるかもしれない」

 現地メディアは、遠藤はベンチスタートが濃厚、堂安は先発と予想している。果たして東京五輪世代のアタッカー同士が対峙するこの一戦で、遠藤渓太の"爆発"は見られるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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