【鹿島】コロナ禍に揺れるガンバ大阪との次戦に向けて、ザーゴ監督が掲げる勝利のカギは…

2021年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

G大阪については「補強して強くなっているイメージ」

G大阪戦で「Jリーグでの初勝利を目指したい」と語るザーゴ監督。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズのザーゴ監督は3月4日、オンライン上で取材に応じ、週末のガンバ大阪とのアウェー戦への意気込みを語った。

「僕らは開幕が黒星でスタートした。優勝候補の一つであるガンバとの直接対決なので、アウェーでもしっかりと勝利を手にすることが出来れば。そこでJリーグでの初勝利を目指したいなと思います」(ザーゴ監督)

 さらに、勝負のポイントは「継続性。自分たちがやっていることの継続。強度をもっと上げる。昨年の終盤に出来ていたことを、それに追いつく、追い抜くということをやらないといけない」と明かした。

 2月27日の開幕戦で清水をホームに迎えた鹿島は、75分に途中出場の荒木遼太郎の得点で先制するものの、78分、83分、88分とわずか10分間で3ゴールを許し、逆転負けを喫した。

 しかし、中3日で迎えた昨日のルヴァンカップ初戦のサガン鳥栖戦では、10分に荒木のマイナスのクロスをエヴェラウドが高い打点のヘディングで合わせ、幸先良く先制。さらに64分に和泉竜司、71分に染野唯月が得点を重ねる。守備でもPKのピンチをGK沖悠哉がビッグセーブで防ぎ3-0の完勝。
 
 この2試合はどちらも強度の高いプレーでペースを握り先制に成功するまでは目指すべきサッカーが表現出来ていたと言えるだろう。指揮官も昨日の試合では得点直後に切り替えを強調し、選手たちもそれに呼応した。

「(清水戦後に)集中力の継続、持続というのは口を酸っぱく言っていた。その反省したものを実行していく。昨日(の鳥栖戦)は全員が集中力というものを欠かさずにやっていたところが非常に良かったし、ルヴァンカップの初戦、ホームで勝つという目標をみんなで意識しながら取り組んだ成果が出た。今度はガンバ戦にその経験を活かしていければと思っています」とザーゴ監督は、短い期間でも改善できた点を評価した。

「補強して強くなっているイメージ」(ザーゴ監督)という次戦の相手G大阪だが、昨日5名(選手4名、スタッフ1名)のコロナウイルス陽性者が判明し、前倒し開催となっていた第11節・名古屋戦が中止となっている。

 今後については関係者220名へのPCR検査を行ない、その結果を受けて試合開催を判断するとしているが果たして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】エヴェラウドの先制点後にザーゴ監督が切り替えを指示

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事