【ルヴァン杯】PKのピンチに一発回答! 鹿島の若き守護神、沖悠哉がガッツポーズにこめた想い

2021年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分にとっては大きな意味のあるセーブだった」

PKストップで勝利に大きく貢献した沖。(C)SOCCER DIGEST

[ルヴァン杯グループステージ第1節]鹿島3-0鳥栖/3月3日(水)/県立カシマサッカースタジアム

 21歳の若き守護神、鹿島の沖悠哉が見事なPKストップでチームを救った。

 ルヴァンカップの初戦でサガン鳥栖と対戦した鹿島アントラーズは、開始10分にエヴェラウドの高打点ヘッドで幸先よく先制。しかしその後はなかなか追加点が奪えず、攻勢を強めた鳥栖に対し、守備に追われる時間帯もあるなど苦戦を強いられた。

 そして、最大のピンチは後半開始直後に訪れた。46分に和泉竜司が、ペナルティエリア内でボールを受けた今掛航貴を倒しPKを献上してしまう。先制しながらも逆転負けを喫したリーグ開幕戦が頭をよぎる展開となったが、沖がキッカー豊田陽平のゴール左へ狙ったシュートを横っ飛びで弾き、チームの危機を救って見せた。
 
「この前の開幕戦同様に、気を引き締めようという思いが強くなりすぎて、りゅうじ君(和泉竜司)のようなプレーになってしまったと思う。チーム全員誰でもミスはあるので、そこに対して自分がどういう立ち居振る舞いをするかをずっと意識していました。去年から試合に出させてもらっていましたが、PKを止める機会はなかった。ここは自分が助ける番だと強い気持ちを持って臨みました」

 また、防いだあとには大きなガッツポーズで喜びを表現していたが、このことについては「試合のなかであまりガッツポーズすることはないですけど、それぐらい自分にとっては大きな意味のあるセーブだった」と語った沖。今後もその好守でチームの助けになりたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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