J3カターレ富山、次期社長内定の左伴氏が会見。株主企業以外からの抜擢は初めての異例人事

2021年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「富山はもっと良くなるポテンシャルがある」

カターレ富山の次期社長に内定した左伴氏が記者会見で抱負を語った。写真提供:カターレ富山

 カターレ富山の顧問就任および代表取締役社長内定が決まった左伴繁雄氏が3日、富山県総合運動公園で記者会見を行なった。

 クラブ創設以降、株主企業以外の社長は初めての異例の人事となる。左伴氏は会見で次のように決意を述べた。

「情熱のある迎え入れ、適切な権限、自分がいることの大義、この3つが揃っていたので富山に行くことを決めた。スポーツビジネスを行なっていくうえで大切なことは、子どもたちがサッカーをやることで生まれる笑顔や、地域の方々と一緒に祭事を行なっていくことで、カターレ富山があって良かった、富山に生まれて良かった、カターレ富山と一緒にサッカーで喜怒哀楽をともに出来て良かったな、と思っていただけること。それが最終的な目的。富山はもっと良くなるポテンシャルがある。これまで所属してきたクラブでは、優勝のみを望むようなクラブ経営もやってきた。カターレ富山での経営は積み木を一から組み立てるような私にとっては初めての挑戦になる。皆さんに心から愛されるクラブにしていきたい」

 左伴氏はこれまで、横浜F・マリノスや清水エスパルスの代表取締役社長も歴任し、クラブ経営における実績は豊富。新社長の下でカターレがいかなる展開を見せるのか、今後の動向が注目される。

 左伴顧問は4月の株主総会を経て社長に就く予定。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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