元バルサ会長バルトメウ氏ら幹部4人が逮捕? 「バルサゲート事件」関与の疑いで、海外メディアが一斉報道

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

月曜日にクラブの事務所に地元警察が踏み込んだと報じられる

逮捕されたと報じられた、元バルサ会長のバルトメウ氏。昨年10月に辞任している。 (C)Getty Images

 現地時間3月1日、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長、右腕ジャウメ・マスフェレール氏、オスカル・グラウCEO、法務部長のローマン・ゴメス・ポンティ氏ら4人が逮捕されたと海外メディアが一斉に報じた。

 なかでも米スポーツチャンネル『ESPN』が「情報筋に確認した」内容によれば、月曜日に地元警察がクラブの事務所に踏み込み、その場で拘束されたようだ。バルトメウ氏はほぼ同時刻、自宅にいたところを逮捕されたという。地元警察の広報は「逮捕は事実だが、まだ対象の名前を挙げることはできない」としている。だが、「我々は現在、金融犯罪課の捜査官と一緒に作戦を実行している」と明かしたという。

 今回の捜査対象と予想されるのが、いわゆる「バルサゲート事件」だ。クラブと契約したベンチャー企業「I3 Ventures SL」が、SNSの複数のアカウントやサービスを通じて当時会長だったバルトメウ氏の評判を良くするような投稿で世論を操作しようと試みた。その一方、リオネル・メッシやジェラール・ピケ、元キャプテンのシャビ・エルナンデス、元監督のジョゼップ・グアルディオラ、そのほかクラブの幹部候補やその家族を対象に執拗な中傷を行なっていたとされる。

『ESPN』によれば、警察は事務所に踏み込む際、全スタッフに建物から離れるように警告し、長時間かけて捜査を行なった模様だ。今後の動向が注目される。

 バルセロナは今月7日に次期会長選を控えている。元会長が引き金となった今回の事件は、少なからず再び混乱を招きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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