「個々のレベルも高かった」STVV橋岡大樹がベルギーデビュー! 現地紙は及第点評価

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

数的不利な状況で投入され、リーグ戦デビュー

リーグ戦デビューを果たした橋岡。鋭い動きで好機に絡んだが、得点につなげることはできなかった。(C)STVV

 現地時間2月28日に行なわれたベルギーリーグの第28節で、リーグ15位のシント=トロイデン(STVV)はホームに14位のオイペンを迎え、0-2で敗れた。

 STVVは前節アントワープ戦と同様、鈴木優磨、シュミット・ダニエルが先発。今冬に浦和レッズから期限付き加入したDF橋岡大樹が初のベンチ入りを果たした。

 試合は前半からオイペンに主導権を握られ、STVVは防戦一方の展開が続く。27分にはカウンターから絶好機を得、右サイドを駆け上がったクリスティアン・ブルースからのグラウンダーのクロスに鈴木が飛び込むが、伸ばした足は届かず。

 41分に先制された後、51分には相手のオウンゴールで同点となるが、VARチェックでオフサイドが認められ無効に。さらには60分にはDFホルヘ・ティシェイラが一発退場となり、STVVは数的不利に追い込まれる。

 劣勢のなか、STVVのピーター・マース監督が64分に投入したのが橋岡だった。さっそく右サイドに陣取ると鈴木とのワンツーで好機を創出。その後もアップダウンを繰り返し、積極的にボールに絡むが、得点には結びつかない。

 試合は89分、オイペンにダメ押しの2点目を奪われて黒星を喫している。

 現地紙『Het Belang van Limburg』は、この試合で橋岡がベンチ入りしたことを「やや驚きの人選だった」と伝え、「得点には絡んでいないが、初めてひとり少ないチームに投入されたにしては、落ち着いていた」と及第点の評価を与えている。
 そして、背番号「4」のユニホームを初披露した橋岡は、クラブの公式インタビューでデビュー戦をこのように振り返っている。

「監督からは、人数は少ないけれど、サイドをどんどん駆け上がって、チャンスを作ってくれと言われた。ひとり少ない状況での投入だったが、一緒に入った選手(ジャンネ・ストゥッカーズ)といいリズムを作り出す形も何回かあったので、悪くはなかったのではないかと思う。

 ベルギーリーグは、ものすごくスピーディーで個々のレベルも高かったと思う。今はなかなかチームが勝てない状況だけれど、皆でひとつになって、来週金曜日の試合(アウェーのシャルルロワ戦)でいい結果を残せるように、練習からしっかりと取り組んでいきたい」

 同リーグのレギュラーシーズンは残り5試合。STVVは勝点31で15位と、降格圏に沈む18位ワーズランド=ベベレンとは勝点6ポイント差、2部との入れ替え戦プレーオフにまわる17位ムスクロンとは4ポイント差となっている。

 初の海外挑戦で、無事にデビュー戦を終えた橋岡。次こそは勝利につながる活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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