驚愕の決勝ゴールが話題となっている。

　現地時間２月23日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）ラウンド・オブ16の第１レグで、チェルシーはアトレティコ・マドリーと敵地で対戦。１－０で勝利を収めた。

　７割近くボールを保持しながら、アトレティコの堅守をなかなか崩せなかったチェルシーが、均衡を破ったのは71分だった。

　左サイドからマルコス・アロンソが送り込んだクロスを敵DFマリオ・エルモソがエリア内でクリアミス。浮き上がったボールに反応したFWオリビエ・ジルーは、なんとオーバーヘッドでゴールを狙う。

　高い打点から放たれた左足のシュートは、世界屈指のGKヤン・オブラクの牙城を破り、ワンバウドしてネットに突き刺さった。

【動画】打点の高さは２m級！ジルーが決めた衝撃のオーバーヘッド弾はこちら
 

　決勝点となったゴラッソを決めたフランス代表FWは、これまでも華麗なスコーピオンシュートやボレーでネットを揺らしてきた。敵国スペインの『AS』紙は、「このフランス人ストライカーは、美しいゴールを決めるエキスパートだ」と称賛。さらに『Sky Sport』の測定した情報として、「打点の高さは1.97メートルだった」と伝えている。

　アウェーで先勝し、ベスト８進出に向けて大きなアドバンテージを得たチェルシー。ジルーが決めた"２メートル級"の驚愕弾は、トーマス・トゥヘル新監督の下で８戦負けなしと息を吹き返したチームを、さらに勢いづける一撃となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部