架空のサッカーチーム「葉羽エストレーノ」が新ユニフォームを発表!

2021年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

真剣にバカができる場所が必要だった

葉羽エストレーノの新ユニフォームがコレだ!上がFP用で、下がGK用

 葉羽エストレーノが帰ってきた。

 葉羽エストレーノとは、2020年春、コロナ禍でJリーグが延期される中、架空のチームでサッカーを楽しもうと生まれたSNS発のサッカークラブ。実在しないサッカークラブながら、実在するスポンサーがつき、リアルにユニフォームも発売されるなど、独自の切り口で、Jリーグ関係者や海外からも注目され、SNSを中心に話題になった架空のサッカークラブだ。

 昨年、SNS発で一気に名を馳せた葉羽エストレーノには、メディアや海外クラブによるM&Aなども可能性としてあったが、世界中でコロナ禍が続く中、架空のクラブとしてできることを模索しようと、2シーズン目を迎えることに。

 この3月に大学を卒業した代表の龍恭平さんは、「閉塞感のある社会で、大人が真剣にバカができる場所が必要だと思った。サッカークラブのサポーターって、クラブの枠を超えて仲良くなったり、一緒に取り組むことが少ないと思うのですが、架空のチームだとサッカーが好きな人たちが集まって、サッカーを通して楽しみをつくり出すことができる。その魅力をもっと広げたいと、今シーズンも続けることにしました」と語る。

 葉羽エストレーノが所属するのは、中村銀行JS2リーグ。葉羽の他にも、バラディフィエロ三国やレオシオネス水城など22チームが競う。リーグには600名余りの選手と監督が所属しており、名前はもちろん、身長や体重、年齢、キャリアなど、細かなディテールもそれぞれ設定されている。

 葉羽の注目選手は、韓国出身のオ・ヒルゴハン選手。昨シーズン途中加入ながら、ランチくんという愛称で親しまれる人気者。もうひとりは大学時代のケガを乗り越えてブレイクしたFW成瀬敬一選手。プレシーズンマッチでも軽快な動きを見せている。

■架空のチームの実在のユニフォーム

 そんな架空だらけの中にあって、実在するのがユニフォームとスポンサー企業だ。今シーズンのユニフォームは、オフィシャルパートナーのヒュンメルがつくった完全オリジナル。チームカラーのグリーンとイエローをベースにしたユニフォームは、ボディに大きめのシェブロンラインをシャドーストライプで入れ、そこにバイクのまちとして知られ、チームのニックネーム「バイク軍」にもなっている二輪車を透かしてデザイン。フロントから背中にかけてオートバイが疾走する形になっている。

 メインスポンサーは昨年から変わらず、Webサービスの企画・開発・運営の「yollo」が入り、背中には、スポーツチーム向け映像分析ソフト、AIカメラの開発、販売で知られる「hudl Japan」が。そして新しく、人材紹介、ヘッドハンディングの「STAGE」、イベント・アイドル、エンターテイメント事業のプロデュース「LIKES」、金沢カレーの元祖「チャンピオンカレー」が入った。さらには、右袖には中村銀行SJ2リーグの公式エンブレムも入り、オフィシャル感のあるユニフォームに仕上がっている。
 
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