「優勝争いに尻込みしている」マンUのOBキーンが古巣の不甲斐なさに嘆き!「アーセナルに勝点の価値があった」

2021年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルと激闘を繰り広げたが…。

アーセナルとの一戦は、負けはしなくとも、スコアレスドローに終わった。ユナイテッドはこれで2試合勝ち星なし。 (C)Getty Images

 1月30日に行なわれたプレミアリーグ第20節で、マンチェスター・ユナイテッドはアーセナルと対戦し、スコアレスドローに終わった。

 前節のシェフィールド・ユナイテッド戦ではリーグ戦14試合ぶりに敗れ、一時はリーグ首位に立つなど好調を維持してきたチームが、ここに来て調子を崩している。アーセナル戦を終え、首位マンチェスター・シティと、2位のユナイテッドとの勝点は3ポイントの差がついた。

 この試合を『Sky Sports』の解説席で、アーセナル戦を見守っていた元アイルランド代表ロイ・キーン氏は「尻込みしているんだ」と古巣の不甲斐なさを嘆いたという。

「彼らからは試合に勝とうという信念を感じなかった。自信も欠けていた。パフォーマンスの強度もなかった。クオリティや勝利への欲求という意味では、アーセナルが勝点に値する出来だった」

 また、いざタイトルを争い、「怖がっている」と批判している。
 
「いざ自分たちがタイトルを争う立場になってみたら、別のプレッシャーを感じて尻込みしている。怖がっているんだよ。彼らが順位を上げている間は賞賛を受けただろう。だが、いざトップに立ってみたら、この挑戦を続けることにビビってるんだ。

 シェフィールド戦のようなことは、フットボールの世界ならあり得ることだ。だが、今日の試合は本当に、このチームにとって悩ましい問題が解決されていないことを示している。素晴らしいチームになっていたはずが、事実、今日は何もできなかったじゃないか」

 さらに、オレ・グンナー・スールシャール監督に対しても「『彼らは勝者だ』と繰り返しているけれど、それはどこにいるんだ? 見つからない」とピシャリ。「選手は賞賛を受けたくて、試合に勝ちたくてユナイテッドに来たんじゃないのか」と檄を飛ばしている。

 解説で同席していた元リバプールのジェイミー・キャラガーは「ユナイテッドの試合でドローは悪い結果ではない。でも、彼らは優勝争いをしているという立場に満足しているように見えた」と同様の苦言を呈している。

 マンチェスター・ユナイテッドは次節、ホームにサウサンプトンを迎える。直近2試合はOBの期待を裏切る結果となってしまったが、次戦での挽回が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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