プレミアリーグで現在首位に立つチェルシーから獲得オファーが舞い込んだ武藤嘉紀が、多くの注目を浴びるなかで決勝ゴールを奪う活躍を見せた。
 
　敵地での湘南とのゲームに臨んだFC東京は、立ち上がりから再三チャンスを掴むも無得点。スコアレスで前半を折り返す。後半に入ると、湘南も持ち前の縦に速い攻撃で反撃するが、64分にFC東京が試合を動かす。
 
　武藤がサイドチェンジで左サイドの河野広貴に展開すると、外側を回り込んだ太田宏介へとつなぐ。太田の左足から放たれたクロスは鋭い弧を描き、DFと競り合いながら走り込む武藤のもとへ。このボールをDFよりも一瞬早く前に出た武藤が、地面に叩きつけるヘディングシュートで湘南ゴールのネットを揺らした。
 
　スタジアムがほぼ満員となる１万4581人を集めるなか、期待を裏切らないエースの一発でFC東京が敵地で勝点３をもぎ取った。

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