久保建英、ヘタフェ入団の決め手はマジョルカの“良き理解者”!? 地元紙が交渉の舞台裏を明かす「来るようにと…」

2021年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘタフェ入団の“陰の立役者”

マジョルカで絶妙な連係プレーを見せ、違いを生み出した久保とクチョのコンビ。この二人がヘタフェで再会を果たした。 (C) Getty Images

 現地でも小さくない話題だ。1月8日、ラ・リーガ1部のヘタフェは、レアル・マドリーからビジャレアルにレンタルされていた久保建英を、今シーズン終了までの期限付で獲得することを発表した。

 昨シーズンにマドリーから武者修行に出たマジョルカで35試合に出場し、4ゴール・4アシストと結果を残した日本の至宝は、国内外から多数のオファーを受けるなか、ヨーロッパリーグにも出場する強豪ビジャレアルへ移籍した。

 しかし、期待が高まった今シーズンが始まると、ラ・リーガでは出場13試合で先発機会が2度だけしか得られず……。ここ最近は下部組織上がりのジェレミ・ピノらの台頭もあり、序列が低迷していた。

 そうした中で、出場機会を求めて、ヘタフェからの熱心なラブコールに応じた久保。19歳の日本代表MFをマドリード(ヘタフェの本拠地)に呼び寄せるのに一役買ったのは、かつての"盟友"だったという。スペイン紙『Marca』は、マジョルカ時代の同僚FWクチョ・エルナンデスが、「クボの説得に出た」と伝えている。

 現在21歳のクチョは、昨シーズンにマジョルカで久保と「KuCuコンビ」と命名されるホットラインを築き、年齢も近いことから互いの良き理解者として注目を集めたストライカーだ。
 そんなコロンビア代表FWが久保のヘタフェ入団の"陰の立役者"になったというのだ。『Marca』は、「クボがヘタフェへ来るように説得したのは、彼の親友であるクチョだった」と、その内幕を紹介した。

「コロンビア代表ストライカーのクチョ・エルナンデスは、昨シーズンにマジョルカでクボと親交を深め、フィールド上ではお互いのことをよく理解し合う関係となった。その関係性があれば、ヘタフェでも十分に再び機能できる。これこそがホセ・ボルダラス監督のもう一つの願いである」

 降格圏まで勝点1差に低迷する今シーズンのラ・リーガで、16試合で12点にしか決められていないヘタフェ。そんな得点力不足が課題のチームにあって、14試合で2ゴールと精彩を欠いているクチョにとっても"盟友"久保の入団は小さくない影響をもたらしそうだ。

【動画】ビジャレアル久保建英のベストマッチ!ELでマークした1ゴール・2アシストはこちら

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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