【柏】「僕が出なかったとしても…」36歳の主将・大谷秀和の優勝への“執念”。「1位と2位は全く違う」

2021年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちが次はあの位置にいたい」

決勝での敗戦に、悔しさを滲ませた大谷。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部

[ルヴァンカップ決勝]柏1-2FC東京/1月4日(月)/国立

 柏レイソルは4日、コロナの影響で延期となっていたルヴァンカップ決勝でFC東京と激突。一時は瀬川祐輔のゴールで追いつくも、試合終盤にアダイウトンに決勝点を奪われ、7年ぶりの同大会制覇とはならなかった。

 試合後、オンライン会見に出席したキャプテンの大谷秀和は、「決勝なので最終的に結果が出なかったことが、すごく悔しい気持ちがやはり強い。全員で積み重ねて戦ってきたなかで、最後に1番上の景色を見られなかったことが残念」と、タイトル獲得まであと一歩で敗れたことに悔しさを滲ませた。
 
 そして敗戦の理由には「立ち上がりから少しバタバタしてしまった。決勝が初めての選手もいてゲームに入り切れてないなかで、先に相手に得点を与えてしまったのが大きかった。自分たちが隙を作ったところで失点をしてしまったのは、まだまだ力が足りなかったと思う」と説明。大舞台で浮き彫りになった改善点を端的に挙げた。

 そのうえで今後に向けては、「(今回の経験は)生かさないといけない。1位と2位っていうのは全く違う。表彰式を横から見ているのはやはり非常に悔しい。自分たちが次はあの位置にいたい、またタイトルを争う舞台に戻らなければいけないというのはより強く思った」と力を込めた。

「自分が出る、出ないではなく、チームが勝てばそれが一番。今日僕が出なかったとしても優勝できればそれで良かった」とも語った柏一筋の36歳。背中で引っ張る背番号7を中心に、レイソルが悔しさを胸にすぐに始まる新シーズンに突き進む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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