「本当に嬉しい」FC東京主将・東慶悟がルヴァンカップ優勝を噛みしめる。「僕個人としても東京に来て…」

2021年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

長谷川監督体制3年目にして初タイトル

FC東京加入8年目で初タイトルを掴んだ東(中央)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 1月4日、コロナの影響で延期となっていた柏レイソル対FC東京の2020ルヴァンカップ決勝が、国立競技場で開催。激闘の末、FC東京が2-1で勝利を収め、同大会11年ぶり3度目の制覇を成し遂げた。

 ゲームが動いたのは16分。レアンドロが個人技でペナルティエリア左から中央へ切り込み、最後は絶妙なコントロールシュートでゴール右に流し込んだ。

 ただ2020シーズン、リーグ3位の60ゴールを奪った柏も黙っていない。前半終了間際の45分、CKから得点王のオルンガが競るとゴール前混戦となり、瀬川祐輔が右足で押し込み同点に追いつく。

 それでも後半に入り、何度も惜しい場面を迎えていたFC東京は74分、再び勝ち越しに成功。永井謙佑がヘディングでペナルティエリア内へパスを送ると、途中出場のアダイウトンが一瞬のスピードで相手ディフェンスを制し、トーキックで合わせた。

 結局、アダイウトンのゴールは決勝点となり、FC東京が長谷川監督体制3年目にして初タイトルを掴んだ。
 
 試合後、インタビューに登場した東慶悟は「本当に嬉しい。去年苦しい思いをして、悔しい思いをして、ここに特別な思いがあった。僕個人としても東京に来てタイトルが獲れなかった。今日は本当にみんなのおかげで獲ることができて良かった」とキャプテンとしての苦悩も明かしつつ、チームメイトに感謝の思いを伝えた。

 そしてすぐに始まる新シーズンに向けては、「FC東京をもっともっと強くするために、頑張っていきたい」と力を込めた。

 激動の2020シーズンのラストマッチを飾ったFC東京。長谷川監督体制4年目に弾みのつく、価値のあるタイトルとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事