花火が爆発して失明の危機に…。ガラタサライDFが年越しパーティーで両目を負傷「ギリギリの状態にある」

2021年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「復帰への見通しは立っていない」

ガラタサライの貴重な戦力であるエラブデラウィが思わぬ事故に見舞われた。 (C) Getty Images

 年始から衝撃のニュースが舞い込んできた。

 現地時間1月1日、トルコの強豪ガラタサライは、ノルウェー代表DFのオマール・エラブデラウィが、12月31日に顔面と両目を負傷して病院へ運ばれたと発表した。

 大晦日に一体何があったのか。複数のトルコ・メディアによれば、自宅で家族や友人とともに年越しパーティーを開いていたエラブデラウィが、新年を祝うべく持ちだした花火が爆発。命に別状はなかったものの、顔面に深刻な火傷を負ったという。

 一部メディアでは、花火の近くにいた子どもたちを守るために身代わりとなったとも報じられているエラブデラウィの状態について、病院を訪ねたガラタサライのアブドラヒム・アルバイラク副会長は、「オマールは医師の問い掛けに反応もしているし、健康だ」としながらも悲痛な想いを公表している。

「オマールが持っていた花火が爆発したと聞いた。彼はしゃべることもできているが、目の状態は芳しくない。2020年はひどい年となった。こんなことはありえない。最後の最後で大事な選手がこんな目に遭うなんて……」
 
 また、トルコの有力紙『Fanatik』は、担当医のコメントとして「状態はギリギリのところにある」とエラブデラウィが引退の危機に瀕していることを報じている。

「彼の治療に当たったベダト・カヤ医師は『両目を負傷した。左は良くなっているが、右目の状態はとても悪い。入院時よりも物は見えているが、将来的にどうなるかは断言できない』と言っている。少しずつ回復してはいるようだが、復帰への見通しは立っていない」

 昨夏にオリンピアコスから移籍してきたエラブデラウィは、トルコ・リーグで首位を走るチームにあって、公式戦13試合に出場する貴重な戦力となっている。カヤ担当医によれば、本人は「いつピッチに戻れるようになるんだ?」とやる気を漲らせているという。果たして、再び躍動する日は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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