“静かなるリーダー”吉田麻也、サンプドリアと契約延長へ! 地元メディア「経験と質で監督とフロントを納得させた」と絶賛

2020年12月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

イタリア語での応対でファンやメディアからも好感を

C・ロナウドらカルチョの名手たちと渡り合った吉田を地元メディアが称えた。 (C) Getty Images

 サンプドリアの吉田麻也にとって、2020年は朗報で終わる一年となるのだろうか。

 イタリアの移籍情報サイト『TUTTOmercatoWEB』は現地時間12月30日、吉田のサンプドリアでの契約延長が31日(現地時間)に発表されると報じた。

 2020年1月にサウサンプトンから加入した吉田は、新型コロナウイルスによるリーグ中断に影響されながらも、ロックダウン後は全試合に出場(1試合を除いて先発フル出場)と存在感を誇示。クラウディオ・ラニエリ監督から評価されたほか、加入間もなくしてイタリア語でインタビューに応じるなど、サポーターやメディアからも好感を持たれた。

 そんな吉田は、今シーズンは開幕から2試合はスタメンに名を連ねなかったが、第3節からは7試合連続で先発出場。14節を終えた時点で11試合でプレーしている(先発出場9試合)。年内最終戦となったセリエA第14節のサッスオーロ戦では、チーム事情から右SBも務め、アシストを記録した。
 
 セリエAで信頼を掴んだ吉田について『TUTTOmercatoWEB』は、「静かなるリーダー:こうしてヨシダはサンプ、ラニエリを納得させ、延長を勝ち取った」との見出しで称賛し、「ヨシダはサンプドリアの全員を納得させた。彼の経験とクオリティーは、ラニエリとフロント全体を満足させるものだった」と、日本代表主将の活躍を伝えた。

 実際に31日に延長が発表されるかは不明だが、吉田とクラブが関係を続ける意向なのは以前から報じられてきた。2021年も、吉田はサンプドリアで始め、サンプドリアで終えるのはまず間違いなさそうだ。

 現在、セリエAで11位につけるサンプドリアは、1月3日に行なわれる年明け初戦で3位のローマと敵地で対戦。さらに3日後には、ホームに2位インテルを迎える。新年早々から強豪との厳しい試合が続くサンプドリアと吉田に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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