「正直、問題だ」「2021年の解決策に」プレミア初得点から未出場の南野拓実。レッズ・ファンはクロップに不満!?

2020年12月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニューカッスルとスコアレスドローでも…

待望のプレミア初ゴールから出場時間ゼロの南野。ファンはクロップの手腕に疑問を呈している。 (C) Getty Images

 レッズで奮闘を続ける日本代表戦士の起用法が物議を醸している。

 現地時間12月30日に開催されたプレミアリーグ第16節で、敵地に乗り込んでニューカッスル・ユナイテッドと対戦したリバプールはスコアレスで引き分けた。立ち上がりから一方的に攻め込みながらも、相手GKカール・ダーロウの度重なる好守にも遮られ、決定機はいずれも得点に至らなかった。

 終始、7割近い(試合終了時は73パーセント)ポゼッション率を維持し、11本のシュートを放ちながら、ニューカッスルの堅牢を破れなかったリバプール。それだけに指揮官の起用法に一部で疑問の声も挙がっている。「もっと使いたい」と語っていた南野拓実を起用しなかったからだ。

 今月19日のクリスタル・パレス戦で待望のプレミア初ゴールを決め、過密日程の中でもコンディションの良さを感じさせていた南野。だが、その試合から2試合連続で出場機会を得られていない。

 今月16日に行なわれたトッテナム戦で配布されたマッチデイプログラムのインタビューでクロップは、「心構えは常に最高レベルで、弱点を改善するための取り組みも怠らない」と南野を絶賛。さらに「タキは間違いなく素晴らしい瞬間を過ごしている。我々はそれを活かしていきたい」と公言していた。

 それだけに疲労の色も見え始めていたチームが決め手を欠いていたニューカッスル戦の終盤に、起爆剤として投入しなかった采配には疑問符が付くのである。
 
 リバプール専門メディア『Anfield Watch』はツイッターで、「タクミ・ミナミノが得点を決めたクリスタル・パレス戦以来、プレー時間がないことは驚きか?」と熱心なレッズ・ファンへの質問を投稿。すると、次のような意見が相次いだ。

「本当に驚きだ。クロップの手腕は正直なところ問題がある」
「もっとタキやシャキリを活かした攻撃のバリエーションを増やすべき」
「ここ最近、クロップの判断は遅く、誤ったものが多い」
「今日は明らかに創造性を欠き、後ろ向きなパスばかりが目立った。タキは2021年に解決策になり得る」
「クロップは時々おかしな采配をする。今日みたいに堅い試合展開ならば、調子のいいタキを信頼すべきだ」
「少なくともミルナーとヘンダーソンを並べる守備的な姿勢を長く保つ必要性はなかった」

 数多くのコメントの中には、「驚きはない。僕らは何よりもクロップの考えを信頼している」といったドイツ人監督を指示するものも目立ったが、大半が南野の抜擢を待望するものばかりとなっている。

 リバプールは、現地時間1月4日にサウサンプトンと2021年最初の試合を迎える。果たして、ファンからの期待が高まっている南野にチャンスは訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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