「別人のスズキがいた」1G1Aと躍動したSTVV鈴木優磨の“覚醒”をベルギーのレジェンドMFが称賛!「これまではクオリティを犠牲に…」

2020年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハードワークをし、重要な役割を」

好調を維持している鈴木。下位に沈むチームで奮闘する。(C)Getty Images

 現地時間12月26日に開催されたベルギー・リーグ第19節で、日本人選手5人を擁するシント=トロイデン(STVV)はスタンダール・リエージュと対戦。2-1で勝利を飾った。

 この試合で2点に絡む活躍を見せたのがFW鈴木優磨だ。まず開始5分、GKシュミット・ダニエルのロングボールに対して敵と競り合いながら裏に抜け出ると、ひとりをかわしてGKを引きつけ、2トップを組んだデュカン・ナザンの先制弾をアシスト。さらに16分には、巧みな動きでマークを外してCKにヘディングで合わせ、前節のズルテ・ヴァレヘム戦に続く2試合連発の今シーズン7点目を奪ってみせた。

 2連勝の立役者となったストライカーの活躍は、現地でも注目を集めているようだ。

 地元メディア『Voetbalbelgie』は「スタンダール戦でスズキはアシストし、今シーズンの7点目を決めた。精神の変化の結果?」と題した記事を紹介。「(これまで)日本のアタッカーは常に相手の選手と衝突し、倒れすぎていた」とし、こう続けた。

「しかし、ズルテ・ヴァレヘム戦とスタンダール戦で見せたプレーは、素晴らしかった。ハードワークをし、重要な役割を果たした」

【動画】ベルギーのレジェンドも称賛!鈴木優磨の圧巻1ゴール・1アシストはこちら
 そして、86キャップを誇るベルギー代表でワールドカップに4度出場したレジェンドMFで、かつてSTVVの監督も務めたフランキー・ヴァン・デル・エルスト氏のコメントを紹介している。

「試合により関わっている別人のスズキがいた。これまではそのクオリティを犠牲にしていたんだ」

 頭脳的なプレーで1ゴール・1アシストをマークしたパフォーマンスを称賛された9番。次戦、現地時間30日に開催されるベールスホット戦で、鈴木武蔵との「スズキ対決」にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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