J１リーグ・４節
柏レイソル – 横浜Ｆ・マリノス
４月４日（土）／19:00／日立柏サッカー場
 
柏レイソル
リーグ成績（３節終了時）：10位　勝点４　１勝１分１敗　４得点・４失点

【最新チーム事情】
●疲労蓄積で戦列を離れていたレアンドロのスタメン復帰が濃厚。
●試合のなかった２週間は、戦術面の整理と確認作業に取り組んだ。
●前節で今季初黒星も「課題が見えたことはポジティブ」（工藤）と前向き。
●茨田が出場停止。その枠を巡り秋野、栗澤、小林、狩野、太田のポジション争いが激化。
  
【担当記者の視点】
　柏は横浜に抜群の相性の良さを誇る。2009年以降の公式戦では８勝６分１敗と圧倒しており、その１敗も13年のナビスコカップ準決勝・第１戦で４-０と勝利し、決勝進出をほぼ手中に収めて迎えた第２戦での敗戦だった。リーグ戦に限れば、６年間負けていない。
 
　ナビスコカップの試合がなかったため、２週間の期間を有意義に使って、「良い準備ができた」（輪湖）と言うように、戦術面の確認作業と横浜戦への入念な準備に時間を費やした。１年間不敗が続く日立台で、“ボールとスペースを支配する攻撃的なサッカー”を披露したい。

【J１展望】全９カードの予想布陣、最新情報をチェック！

横浜Ｆ・マリノス
リーグ成績（３節終了時）：13位　勝点４　１勝１分１敗　２得点・３失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップの清水戦で右足首をねん挫した小林は、試合２日前の練習から合流し、古巣との一戦に強行出場する模様。
●３年目の喜田がリーグ戦初先発へ。本職のボランチではなくトップ下での先発が濃厚。
●これまでトップ下だったアデミウソンが１トップへ。オフェンス能力全開に期待がかかる。
●前節まで１トップだった齋藤は従来の左MFへ。動きの幅がある程度制限されるサイドで、なにを見せられるか。
 
【担当記者の視点】
　攻撃陣にテコ入れを施して、敵地での戦いに挑む。
 
　トップ下での起用が予想される喜田は、展開力には乏しいかもしれないが、ボール奪取能力と献身性を兼備する。ポゼッションに優れる柏の中盤に“狂い”を生じさせるには適性十分。惜しみない運動量も駆使して相手のリズムを乱し、主導権を引き寄せたい。
 
　アデミウソンが最前線でどんなパフォーマンスを見せるのかも楽しみ。卓越したテクニックとゴール感覚は相手に脅威を与えられるはずで、個の力で突破を試みつつ、敵を引きつけて味方を活かすプレーにも注目だ。
 
　ナビスコカップを含めれば、目下、公式戦２試合連続で無失点。守備面が安定感を取り戻しつつある今、新機軸を打ち出した攻撃面でも結果を出したいところ。11年以降、リーグ戦で４分４敗と勝利していない柏を、今度こそ打ち破りたい。