「もう批判もない」母国での経済効果は約1854億円! 韓国の英雄ソン・フンミンの評価が天井知らずで上昇

2020年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

市場価値も100億円を超える

プレミアリーグで声価を高めるソン・フンミン。その価値は韓国内では天文学的な領域に達したようだ。 (C) Getty Images

 韓国サッカー界のヒーローに対する評価は、今や天井知らずだ。

 現地時間12月17日にドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』は、プレミアリーグでプレーする選手たちの市場価値を更新。トッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWソン・フンミンのそれがトップのラヒーム・スターリングに続く2位の8100万ユーロ(約113億4000万円)に達した。

 同メディアが発表している「推定市場価格」は、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的にジャッジして弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける"価値"を示す指標として定評がある。

 今月17日に開催されたFIFAアウォーズで最も優れたゴールを決めた選手に与えられる『プスカシュ賞』を手にして声価を高めた28歳について、『transfermarkt』は、「今や世界で最も価値のあるウイングとしても上位に位置する韓国のスター」と絶賛した。

 その価値は、韓国内では「英雄」と呼べる段階にまで達していると言えるかもしれない。香港の日刊紙『South China Morning Post』は、「韓国政府の見立て」として、ソン・フンミンの持つ経済効果が18億ドル(約1854億円)という天文学的な金額に達すると報じた。
 

 サッカー界屈指のスターは、「フットボールの母国」の目の肥えた識者たちも唸らせている。

 現地時間12月22日に英衛星放送『Sky Sports』で、2020年のプレミアリーグにおけるベストイレブンを選出した元イングランド代表DFのガリー・ネビルはソン・フンミンについて、次のように語った。

「ベストイレブンの選出に関してはマネと迷った。だが、ソンに関しては言うことはなかった。今年に関しては決して良くなかったチーム状況で、もう批判することもなかったぐらいだからね。間違いなくワールドクラスの選手だ。パリ・サンジェルマンやバルセロナ、レアル・マドリー、バイエルンといったビッグクラブも彼にプレーしてほしいと考えているはずだよ」

 28歳にしてまだ伸びしろさえ感じさせるソン・フンミン。プレミアで最高峰に達した男から今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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