【川崎】「自分の特徴を理解してくれた」L・ダミアンが昨シーズンを上回る13得点を記録! その要因は…

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブの歴史を塗り替えていきたい」

柏戦で貴重な同点ゴールを挙げたL・ダミアン。得点数増加の要因は…。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ34節]柏2-3川崎/12月19日/三協フロンテア柏スタジアム

 2020シーズンの王者川崎フロンターレが、柏レイソルとの激闘を制し最終節を勝利で飾った。

 試合は川崎が立ち上がりからボールを握ったものの、相手の守備に苦戦。なかなか得点できない時間が続いた。すると14分、得点ランクトップに立つオルンガに先制点を奪われ、後半開始直後にも失点し2点のビハインドを負った。

 それでも徐々に連係を高め"らしさ"を発揮していった川崎は、48分にCKから家長昭博のヘッドで1点を返すと、55分には相手のミスからレアンドロ・ダミアンが無人のゴールに流し込み同点に。さらに81分にもふたたび家長が逆転弾を挙げ、3-2で最終節を勝利で締めくくった。

 貴重な同点ゴールを決めたL・ダミアンは、「チーム全体で辛抱強く戦うなかで相手のGKの少しミスが起きて、(三笘)薫からボールを受けたときにはゴールが空いていたので流し込むだけでした」と得点シーンを振り返った。
 
 このゴールで、昨年リーグ戦で挙げた9得点を上回る13得点目を記録。二ケタに乗せられたその要因として、チームメイトの理解があったと明かしている。

「昨年と違う部分はチームメイトが自分の特徴を理解してくれたこと。どこにポジションをとるとか、そういった細かいところまで理解したうえで自分をうまく使ってくれたので、その数多くの得点を重ねることができたと思います。また今季はゴールだけではなくてアシスト数も多く重ねることができましたし、チームの目標でもあるタイトルというところまで持っていくことができました。自分の得点とアシストでチームの力になれたと思うのですごく嬉しく思います」

 今節でリーグ戦の全日程が終了し、川崎は27日に天皇杯の準決勝に臨む。「チーム全体がこの大会に強い想いがあります」とすでに天皇杯に照準を向ける元セレソンのストライカーは、「クラブとしてまだ天皇杯の優勝はないので、タイトルをまたみんなで一緒に獲って、クラブの歴史を塗り替えていきたい」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【J1第34節PHOTO】柏2-3川崎|オルンガ弾など柏が2点先行するも…家長、三笘を後半から投入した王者・川崎が意地を見せて3発逆転勝利!

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