ソン・フンミンのプスカシュ賞授与は韓国人の投票のおかげ? まさかの指摘に母国メディアが反論!「明らかに違う」

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビジャやフォルランらが選定

接戦を制してプスカシュ賞に輝いたソン・フンミン。 (C)Getty Images

 現地時間12月17日、2020年のFIFA年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」がオンライン形式で開催された。

「年間最優秀ゴール」にあたるプスカシュ賞に輝いたのは、トッテナムのソン・フンミンだ。昨年の12月7日に開催されたバーンリー戦で決めた、約70メートルの独走ドリブルからの一撃が選ばれている。

 ダビド・ビジャやディエゴ・フォルランらFIFAが選定した10人の専門家とファンによる投票で決まる同賞。韓国代表FWは24ポイントを獲得し、最終ノミネートされたフラメンゴのジョルジアン・デ・アラスカエタ(22ポイント)、アトレティコ・マドリーのルイス・スアレス(同20)を上回った。

 ただ、インターネット上で「韓国のファンの投票によるソン・フンミンが1位になった」という声もあるようだ。そうした指摘に韓国のスポーツメディア『スポータルコリア』は、「ソン・フンミンが韓国人の投票のために選ばれた? 反論可能な投票結果」と題して異議を唱えている。

 紹介したのは、FIFAが公開した下記のような投票結果の詳細だ。

1位:ソン・フンミン(専門家13/ファン11)
2位:デ・アラスカエタ(専門家9/ファン13)
3位:スアレス(専門家11/ファン9)

【動画】年間最優秀ゴールに選出!ソン・フンミンが決めた衝撃の「70メートル独走弾」はこちら
『スポータルコリア』は、「この結果を見れば、ファンのインターネット投票はソン・フンミンよりもデ・アラスカエタのほうが多い」とし、こう続けている。

「得票結果を見れば明らかなように、インターネット投票ではなく、パネル(レジェンド)が選定した投票で最も高いスコアを得たことが、プスカシュ賞受賞に決定的な役割を果たした」

 何より、敵をすいすいとかわしていくスピードに乗ったドリブルからの正確なフィニッシュは衝撃的であり、韓国のファン以外の票も少なくなかったことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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