「トッテナムを結果マシンに変えた」クロップがモウリーニョを“褒め殺し”!? 直接対決を前に、智将の反応は…

2020年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョの功績をクロップが称賛も…

直接対決を控えて舌戦になるかと思いきや、褒め合いになったモウリーニョ(左)とクロップ(右)。 (C)Getty Images

 現地時間12月16日のプレミアリーグ第13節では、リバプール対トッテナム・ホットスパーの大一番が行なわれる。勝点25でトップに並ぶ両チームの直接対決だ。

 文字通りのビッグマッチを前に、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるライバルのプレーを称賛した。試合前日の会見で「今シーズンの彼らは本当に良いプレーをしている」と話している。

「彼らの戦略はカウンターアタックだけじゃない。適切なサッカーをするチームだ。カウンターアタックだけでリーグのトップに立つことはできない」

 2018年12月にマンチェスター・ユナイテッドで解任の憂き目に遭ったモウリーニョは、約1年前の昨季途中にマウリツィオ・ポチェティーノの後任としてトッテナムの指揮官に就任。そこから着実にチームをスキルアップさせてきた。

 そんな敵将に対してクロップは、「モウリーニョが復活のスキルを見せたのは確かだ。『復活』というのであればね。とにかく彼がトッテナムでやったことは非常に素晴らしい」と続けている。

「モウリーニョは、トッテナムを結果マシンに変えたんだ」
 
 だが、モウリーニョは、確かに「非常にポジティブ」な結果としつつ、「まだ早すぎる」と強調した。

「まだ良い結果なのは数か月だ。『結果マシン』と呼べるのは、もっと長いものだよ。結果マシンとは、この2年のリバプールだ。もしくは2連覇したときの私が率いたチェルシーさ」

 モウリーニョは「我々は良いチームで、ハードワークしている。だが、リバプールはユルゲンとの1894日の結果だ」と続けている。

「我々は390日の結果に過ぎない。その390日はフェイクだよ。多くは隔離などで仕事出来ない日々だったからね。だから、今のレベルで我々が競っているのは、まさに選手たちの功績でしかない。彼らがやっていることに、とても満足している」

 リーグを代表するカリスマ指揮官同士の対決は、果たして、どちらに軍配が上がるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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