J2首位徳島はまたもや昇格が先送りに…千葉の堅守を崩せず今季3度目のスコアレスドロー

2020年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝てば無条件で昇格が決まる徳島

キャプテンマークを巻いて戦った岩尾憲。写真:徳原隆元

 2020年のJ2リーグも残すところ3試合。12月13日に各地で40節の11試合が開催された。鳴門・大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われた徳島ヴォルティスとジェフユナイテッド千葉の一戦は、0-0の引き分けに終わり、他会場の結果次第となるが、徳島の昇格は先送りとなった。

 今節勝利すれば無条件で昇格の決まる徳島。3位・長崎との勝点差は『7』で、引き分け以下の場合でも長崎が同じ結果に終われば昇格が確定。また2位・福岡とは勝点『5』差。今節徳島が勝利し、福岡が引き分け以下であればJ2優勝も決定する。

 そんな大一番、徳島は立ち上がりアウェー千葉の強度の高いプレーに苦しむ。

 ボールの奪い合いが続き、互角の時間帯が続くが、20分前後から次第に徳島のパスワークにリズムが生まれ、ボール支配率で上回る。

 しかし、千葉の全選手が自陣に戻る割り切った守備ブロックにてこずり、なかなか決定機を作れない。
 
 それでも、47分には右サイド岸本武流からのクロスボールに走り込んだ西谷和希が滑り込みながらシュートを放つ。さらに62分にはFKから鈴木徳真が走り込むなどチャンスも創出するが、GK新井章太の牙城を崩せない。

 0-0のまま推移した試合はアディショナルタイムに突入。徳島は、今季スコアレスドローはわずかに2試合しかないが、その後も千葉の堅守を崩し切れず0-0でタイムアップを迎えた。

 この結果、勝点1を分け合い、徳島は勝点81と首位は堅持、千葉は勝点50とした。他会場で2位・福岡が2-0と京都を撃破し同78に。さらに3位・長崎も東京Vに2-0と勝利を収め同76とし、2位・福岡とは勝点差『3』、3位・長崎とは同『5』と差を詰められ、徳島のJ1昇格決定は持ち越しとなった。

 ホーム最終戦となる次節、徳島は大宮アルディージャと対戦。さらに最終節は敵地で2位のアビスパ福岡と直接対決となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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