「ゼロスポーツマンシップ」「時間の浪費に貢献」シュツットガルトFWの“カタツムリ”ゴールに世界中で賛否!

2020年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

遠藤と大迫も先発した試合で…

2ゴールと圧巻の輝きを放ったワマンギトゥカだが、2点目のプレーには賛否の声が挙がっている。(C) Getty Images

 現地時間12月6日にブンデスリーガの第10節が行なわれ、シュツットガルトは敵地でブレーメンと対戦し、2-1で勝利。2ゴールで勝利の立役者となったサイラス・ワマンギトゥカのプレーが物議を醸している。

 遠藤航(シュツットガルト)と大迫勇也(ブレーメン)がともに先発し、日本代表対決も実現したこの一戦で、均衡が崩れたのは31分。遠藤が倒され獲得したPKを、ワマンギトゥカがきっちり決めて先制に成功する。

 問題のプレーが起こったのは、1-0のまま迎えた91分だ。コンゴ人ストライカーは猛然とダッシュし、相手ディフェンスのGKへのバックパスをペナルティエリア手前でカット。無人のゴールに向け抜け出し、あとは押し込むだけという状況になる。しかし彼はすぐにはシュートを打たず、ゆっくりとドリブル。ゴールライン付近でペースを緩めると、GKの動きも確認しながらギリギリまで溜め、最後はつま先でネットに突き刺したのだった。

 この挑発的な振る舞いに、ブレーメンのデイビー・ゼルケは背番号14のもとへ即座に詰め寄って激昂。主審もスポーツマンシップに反する行為としてイエローカードを提示している。

 ネット上でも映像が公開されると、瞬く間に拡散。以下のような声が飛び交っている。
 
「Dirtyだ」
「ゼロスポーツマンシップ」
「失礼だが、イエローカードはなぜだ?」
「ゴールを決めたことでカードを提示されることを想像してみて」
「このゴールには何の問題もない」
「彼は正しいことをした、時間の浪費に貢献しただけだ」
「2020年のベストゴール」
「プスカシュ賞を受賞すべきだね笑」

 また、英紙『The Sun』でも「ワマンギトゥカは誰もいないブレーメンのゴールに向かってカタツムリの速さでボールを転がし、時折立ち止まり、相手を嘲るかのように肩越しに見ていた」と報じた。

 一方ドイツ紙『Weser Kurier』では「彼は少しだけ時間を稼ぎたかっただけだ。悪気はなかった」と、選手を擁護するペッレグリーノ・マタラッツォ監督(シュツットガルト)のコメントを掲載している。

 なお、シュツットガルトは2点目直後の93分に、激怒したゼルケに1点を奪われており、かえって火を付けてしまう結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】がら空きのゴールまで"カタツムリ"のようにドリブル…ワマンギトゥカの問題のプレーはこちら

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