「他チームが自分たちの選手に触れるなんて…」ネイマールの“メッシ共闘発言”にレオナルドSDは何を想う?

2020年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「メッシとプレーすることを望む」としたネイマールの発言に

バルサ時代に強烈なインパクトを残したネイマールとメッシ。この二人の共闘が再び見られるかもしれない。 (C) Getty Images

 セレソンの10番が放った一言が話題を広げている。

 今月2日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第5節・マンチェスター・ユナイテッド戦の後、先制点とチームの勝利を決定づける3点目のゴールを決めたパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールは、こうコメントした。

「僕が何より望むのは、またメッシとプレーすることだ。またピッチで彼を楽しませられることだよ。僕の場所で彼がプレーすることはできる。問題ないよ! でも僕は来年、彼とプレーしたい。来シーズンこそはそれをしなければいけない」

 今夏に20年に渡る蜜月関係にあったバルセロナからの移籍を志願したリオネル・メッシの去就が不透明な状況での、驚きの発言だった。

 かつてバルサでルイス・スアレス(現アトレティコ・マドリー)と共にメッシと名トリオを組んだネイマールが"共闘"をほのめかしたことで、アルゼンチン代表FWの去就に関する話題が、各国メディアで再び沸騰することになった。
 

 エースの発言で話題の中心に置かれたパリSGだが、クラブ幹部はメッシ獲得に関してどう考えているのだろうか。今夏に「彼が退団すると聞いて、我々は獲得について真剣に考えた」とコメントしていたスポーツディレクターのレオナルドは、フランス・メディア『Canal+』の取材で、次のように語った。

「あのインタビューで、ネイマールが話したジャーナリストはアルゼンチン人だ。アルゼンチンのメディアの前でメッシについて話すのは普通のことだ。我々はリスペクトを示さなければいけない。いま、メッシはバルセロナの選手だ」

 あくまでメッシがバルサの契約下にあることを強調したレオナルドSDは、さらにこう続けている。

「他のチームが自分たちの選手に触れたら嬉しくはない。だから我々も、今の段階で他チームの選手については触れないよ。それに今は移籍市場について考える時ではない。自分たちがやってきたこと、現有戦力に満足しているからね。それがメッシとバルサに多大な敬意を払っている理由だ。それについて話す時ではない」

 年内に契約延長をしなければ、来年1月から他クラブと自由に交渉できるようになるメッシ。はたして、当代屈指のクラックが花の都へ移り住む電撃移籍は実現するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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