田嶋会長、クラブW杯が日本開催となった経緯について言及「この大会は日本が育ててきたと…」

2020年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

CWCは5年ぶりの日本開催

最後の日本開催となった2016年はレアル・マドリーが決勝で鹿島を下して優勝した。写真:徳原隆元

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が12月5日、オンライン会見を実施。2021年のクラブワールドカップが日本開催に決定した件について説明した。

 4日に行なわれたFIFAカウンシルにおいて、21年のクラブワールドカップは現行方式の7チームによるトーナメント方式で、日本で開催されることが決まった。本来、21年大会はフォーマットを変え、24チームが参加する新たな方式によって、中国で開催されることとなっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、21年からの新方式の大会開催は中止となっていた。

 田嶋会長は、現行フォーマットのままならば日本での開催が望ましいとの議論があったことを明かし、今回の会合で日本開催が決定した経緯について、「東京五輪のレガシーとなるスタジアムが充実していること」「これまでの運営面での実績があること」を挙げ、さらには次のようにFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長からのお墨付きがあったことも明かした。

「このクラブワールドカップは日本が育ててきたと。そういうことがあるので、(JFA創立)100周年にはこの大会を持ってきたいということを(インファンティーノ会長が)実際に仰っていた」

 このFIFAカウンシルでの決定後、JFAは臨時の理事会を開催。ウェブ会議により21年クラブワールドカップの日本開催について決議を諮り、全会一致で大会開催を受けることを決定した。田嶋会長は開催時期について、Jリーグや天皇杯、E-1選手権などの各種大会との調整をしながら進めていきたいとしながらも、「12月19日の日曜が決勝になるのではないか」との見通しを示している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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